美少女プリンセス強制妊娠計画(密室調教合宿の儀) 岳瀬浩司 著
第五章 プリンセス密室調教合宿の儀
ロウソクの炎だけが揺ら揺らと明るい、まるで家畜小屋のような狭くて蒸し暑い密室の中、おそらくは全宇宙においても史上稀に見る変態的美少女凌辱劇の幕が、まさに今切って落とされようとしていた―――。
白く輝く瑞々しい裸体を惜しみなく晒し、床に敷き詰められたワラの上に両手両足を完全に固定された少女は、間違いなくロイータ王国のプリンセス、ジェイバッハ=ゴージャンヌ・サラ王女である。そしてそんな彼女のすぐ脇には、あぐらをかいて座る皺だらけの裸体も醜い老人の姿があった。
「―――はっ! ミッシェル様っ! ・・・・ミッシェルさまぁっ、ウウッ―――」
ようやくと呼び覚まされた衝撃の記憶に少女は驚愕した。奇麗な瞳からは涙が溢れ、あどけない口元から低い唹咽が漏れる。
―――すべてはまるで悪夢のようだ。しかし、決して夢ではない。今も少女の秘芯には、ミッシェルを受け入れた時の感覚が、かすかに残っていたのだ。しかも全裸のままに身体の自由を奪われ、王家主治医であるはずのグレイルが裸のままに自分の脇に腰を下ろし、自分の身体の隅々に熱い淫靡な眼差しを注ぎ続けている―――。それが受け止めざるを得ない現実であった‥‥。
「ううっ、ミッシェルさま‥‥」
サラ姫は最後まで優しかったミッシェルに想いを馳せる―――。優しいミッシェルの笑顔が脳裏に鮮やかに映る。そしてあの情熱的な眼差しも・・・・。この悲劇が避けることのできない運命であったのなら、愛しいミッシェルと結ばれることができたのは、せめてもの救いだったかもしれない・・・・。最愛のミッシェルが死んだ今となっては、サラ姫に生きる希望はなかったのだ。
が、少女がこれ以上の屈辱を味わう前に舌を噛み切ってしまおうと、決意を固めたまさにその時―――。
「フッフッ、女におなりになったせいか、一段と美しくなられましたなあ」
そう言ったグレイルの休んでいた手のひらが、再びサラ姫のその白くて繊細な素肌を柔々と撫でさすり始めたのだ。しかも今度は両手で!
「いっ、イヤッ、何をするのです! アウッ―――」
グレイルの皴だらけの両手が全身を這い回る感覚に、サラ姫は気が遠のくようなおぞましさを覚え、必死に身体をよじって老人の触手から逃れようとする。しかし、手足を拘束されている彼女の抵抗は、何ら意味を成すものではない。思う存分にその瑞々しい肉体の感触を、グレイルの手のひらに愉しませてしまうのだ。
「くうぅっ! や、あ、ウッ、いやぁぁ―っ! やめてぇぇぇーっ―――!」
もはや少女は泣いてなどいられない状況であった。余りのおぞましさに全身に鳥肌を立てて身をくねらせるものの、ワラの上に部屋の四隅から延びたロープで手足をガッチリと固定されていては、さすがに成す術などまったくないのだ。
「王家の主治医として、あなた様の成長を見続けるのが、私の楽しみでもございました。それなのに、初潮をお迎えになられ、やっとこれからサラ姫様の肉体が、女らしい変化を見せようという大事な時期に、あなたは私を遠ざけてしまわれました。大変に残念にございましたよ。しかし、ここまで美しく女らしくお育ちになられたとは。クックックッ―――」
少女に話しかけながらも、グレイルは淫靡な手の動きを休めない。
「ウウッ、私を‥アッ、これ以上辱めるのならば、クウッ、舌を噛んで死にます!」
息も絶え絶えにやっとのことで毅然とそう言い放ったサラ姫の顔を覗き込んで、グレイルは肌を撫で回している両手をピタリと止める。
「ほほう、自害するとおっしゃるのですか? さすがは王家の誇り高いプリンセス・・・・。しかし、御両親やミッシェルという若者を残して、先に逝ってしまって良いのですかな?」
「えっ? ミッシェルさまが?・・・・まさか、私の目の前で・・・・!」
サラ姫はまさか信じられないという表情を見せる。無理もない。サラ姫の目の前でミッシェルは、頭部に弾丸を射ち込まれ、ほぼ即死状態であったのだ。
「私の医術の腕前は、サラ姫とてよく御存じのはず。死んだ者を生き返らせるのに、大した手間はかかりません。ただし、植物状態ではありますがね、ヒッヒッヒッ―――」
サラ姫の心は複雑に揺れた。ミッシェルが植物状態になってしまっていることに深い悲しみを覚える一方、少なくとも生きているという事実に、少なからぬ喜びを覚えたのだ。
「はっ―――! お父様やお母様は無事なのですか!」
「勿論ですとも! 人質は多いほど良いですからな」
グレイルの返事に安堵を覚えるサラ姫であったが、心の中にかすかな疑問が残る―――。
彼の息子であるケッベル将軍が率いる国王親衛隊は、ロイータ王国で唯一の武装集団である。それを見方につけている以上、民衆や他の貴族たちもおいそれとは抵抗できない。王宮を完全に制圧したであろう今も、人質を必要とするのは一体何故であろうか・・・・? 十六歳の少女にはグレイルたちの意図が今もはっきり見えてこない。
「一体どうしてこんな馬鹿なことを! 何の不満があったというのですか! あなたがた親子は私たちの同族、しかも父の家臣ではありませんか!」
「クックッ、恨むのならば貴族をないがしろにするお父上を恨みなさい」
「そ、そんな理由で・・・・。たとえ貴族制度が廃止になっても、あなたたちの身分までは変わらぬではありませんか! それに・・・・」
(―――な、何故お父さまが人質なの?)
サラ姫は反論しながらもようやく、グレイルの言葉の不可解さに思いが至った。グレイルは先程からまるで、国王を人質にとって王女である自分と交渉しているような口ぶりなのである。本当に父を恨んでの犯行ならば、すでに父は殺されているに違いない。それがどうして父を人質にしなければならないのだろうか・・・・。思案を巡らすサラ姫は、たちまちのうちにグレイルの野望に気付いた。
(―――このグレイルは父の命を盾に、他の重臣たちを服従させ、身の安泰を図った上でロイータそのものを乗っ取る気でいるのだ!)
今の彼女には、そう考えればすべてに説明がついた。国王である父を脅迫するのには、結局は王女である自分が一番効果的な人質な訳だ。どこまで小ずるいやり口である。
「あなた方の目的は、ロイータを乗っ取ることなのね! そのようなことは絶対に許しません! ロイータの民衆に混乱を与えるだけではないですか! 民は決してあなた方に服従しません。たとえ私やお父様を人質にしたところで、他の貴族たちも黙ってはいないわ!」
毅然と言い放つサラ姫の言葉は、確かに的を射てはいた。そんなことは子供にだって判る道理である。が、グレイルは、
「フッフッフッ、サラ姫様が許さなくとも、サラ姫様御自身がこの私に国王の座をお与え下さることになるのです」
「・・・・? どういうことです!」
「普通であれば私が王位に就くことなど、誰も認めては下さいますまい。しかし、王家のプリンセスであるサラ姫様と私が結婚すれば、話は変わってくるのですよ」
「―――!、何ですって! そんな・・・・あなたのような老人と・・・・!」
「そのためにコプラに連れてきたのです。誰にも邪魔されないようにね。クックックッ―――」
サラ姫の身体に戦慄が走った―――。
グレイルはすでに六十歳を過ぎている。ややもすれば、サラ姫くらいの孫がいてもおかしくない。そんな老人と結婚するなど、とても常識では考えられない。しかも自分はすでにミッシェルと夫婦の契りを結んでいるのだ。たとえ王家のプリンセスであろうとなかろうと、二夫に交わるなどと不謹慎なおこないは、ロイータでは道徳上決して許されることではないのである。
しかし手足の自由を奪われ、誰かの助けを全く期待できないこんな状況では、この醜い老人に身体を凌辱されてしまうのも、サラ姫にはもはや時間の問題であった。由緒正しきロイータ王国のプリンセスとして、そして名君の誉れ高いゴージャンヌ八世の娘として、さらに愛するミッシェルの妻として、今のサラ姫に残されている唯一の手段―――それは、グレイルに犯される前に舌を噛み切って自害してしまうことしかない。
「嫌です! 私は死んでもあなたの妻になどなりません! これ以上私を辱めるというのなら、必ず舌を噛み切って死んで見せます!」
悲壮な決心を秘めた言葉を、サラ姫はもう一度口にする。が、グレイルは瓢々と受け流して、尚もサラ姫を絶望の淵へと追い詰めていく。
「死んでもいいのですよサラ姫。すぐに私が生き返らせてあげます。しかし、そんなことをすれば、国王と王妃の命は保証しませんがね。クックックッ、ハッハッハッ―――」
グレイルの野卑な笑いが部屋に響いた。
「な、なんてこと! そのためにお父様たちを人質に・・・・!」
ここに至ってサラ姫も、グレイルの言う「人質」の真の目的をようやくと理解した。この卑しき老人は何と、父と母の命を盾に自分との肉体交渉を迫ろうというのである。これでは死ぬ覚悟をしていたサラ姫も、もはや死ぬことが出来ない。いや、たとえ舌を噛み切って死んだとしても、すぐにこの男の手によって蘇生されてしまうのである。この男は何と言ってもロイータで最高の外科医なのだ。
まさに卑劣極まりない姦計だ。愛するミッシェルを植物人間にしてしまった憎い相手に、身体を許さなければならないという絶望感が、少女の可憐な心を残酷に切り裂く―――。
「あなたは悪魔です! きっと人々の誹りを受けましょう!」
泣きそうになるのを必死に堪え、精一杯語気を強めてサラ姫は言い放った。それは、今現在で彼女がこの野卑な老人にできる、最大限の抗議であった。しかし、彼の邪悪な欲望の炎の前には、何ら意味を成すものではないことは明らかだ。
「さぁサラ姫様、どこまでその強がりを言っておられますかな? じきにあなたは、私の可愛い肉奴隷に生まれ変わるのです」
「くっ、悔しい・・・・」
もはや観念するより他はない。グレイルの言葉に、サラ姫は言葉を詰まらせ、その大きな瞳に今にもこぼれ落ちそうなくらい一杯の涙を浮かべる。
サラ姫は涙がこぼれ落ちそうになるのを、何とか押し堪えようとした。これ以上弱みを見せても、この憎い老人を喜ばすだけだということに気付いたのだ。少女は少しでも気を紛らわそうと、グレイルから顔を背けて、うつろな瞳で周囲を見渡し始める。
―――狭い部屋には窓もなく、板張りの古ぼけた内装は、はるか昔の建物をイメージさせる物である。床には一面にびっしりとワラが敷き詰められており、まるで家畜小屋を連想させる殺風景な雰囲気で、人間が暮らすにしては余りにも不衛生だ。こんな家畜小屋のような場所で、薄気味悪い老人に身体を許さねばならないとは、潔癖な年頃の少女にとっては拷問に等しい。しかし、今のサラ姫に選択の余地はないのである。そんな絶望感にさいなまれているサラ姫の心を、更に打ちのめすかのようにグレイルは語り始める。
「この部屋は古代ロイータの歴史書に習って作りました。サラ姫様ならば『調教合宿の儀』をよく御存じでしょう。サラ姫様には古代ロイータの風習を、しっかりとその肉体で学んで頂きましょう」
「そ、そんな・・・・!」
もはやサラ姫は絶句してしまって言葉が出ない。ガクガクと身体を震わせるだけである。
―――『調教合宿の儀』とは、現在の高度ロイータ文明が栄える前史の物である。古代ロイータでは、数百人程度の小さな集落ごとに国家が形成され、それが数百もに別れて互いに略奪や抗争を繰り返していたのだ。武力の弱い国は、武力の強い国によって侵略され、貯えた食料や財宝、そして若い娘たちをことごとく奪い尽くされたのである。そして多くの娘たちの目の前で、父母や兄弟といった肉親は皆殺しにされ、戦利品として捕らえられた若い娘たちは、憎い肉親たちの仇である敵国の野蛮な男たちの慰みものにされた。―――つまり、捕虜となった若い娘たちには、それから数年もの長い間、屈辱極まる性奴隷の日々が延々と続くのである。
ほとんどの娘たちが、憎い親兄弟の敵である男たちに反抗して脱走を試みる。が、これを食い止めるために、ある『特殊な風習』が生まれたのだ。それこそが『調教合宿の儀』と呼ばれるものなのである。それは幾多の残虐な歴史が顔を覗かせるロイータ古代史の中でも、特に冷酷極まりない風習だった―――。つまり、奪ってきた娘たちを狭い密室に一人ずつ閉じ込めて、三日三晩もの間、ひどい時には数ヶ月間にも渡って情け容赦なく犯しまくるのだ。
最初は泣きわめいて抵抗する娘たちだが、腰が抜けるほど犯され続けた挙句、無理やりに性の悦びを覚え込まされてしまうこととなる。狭い密室にたった一人で閉じ込められ、次々とやってくる男たちに入れ代わり立ち代りに凌辱の限りを受け続ける。しかも男たちは彼女たちに、一歩間違えば人格が破壊されてしまうくらい強力な媚薬を用いたのだ。とても理性を保ってはいられない状況なのである。
こうして悲しいことにほとんどの捕虜の娘たちは、両親や兄弟を殺した憎い男たちに、身も心も委ねきってしまうのである。こうなってしまうともはや彼女たちも、脱走したり反抗したりはしない。男たちの世話をしたり、男たちの子供を産んで育てたりと、彼らの妻のごとき振る舞いをし始めるのだ。しかし身分は奴隷のままであり、生まれてくる子供も奴隷として扱われる。そしてその容貌に陰りが見え始めたり、産んだ子供たちが大きく成長すると、その使命を終えて家畜の餌にされてしまうのである。ちなみに当時の人間の平均寿命は現在の半分程度であり、この奇異な風習の餌食となった娘たちの平均年齢は、実に十三歳であった―――。
―――このような古代ロイータにおける残忍な風習の事実は、学校の歴史の授業では一切触れられていない。若者たちにとっては、余りにも精神を害するようなことだからだ。しかし、およそロイータの歴史から隠匿されたこの忌まわしき風習も、サラ姫は事細かに教わっていた。王家の血統を次代に繋ぐ者として、ロイータ王国の歴史を確実に後世に伝承するためだ。が、こんなことになるのならば知らない方がましであったかもしれない・・・・。
「あ、あなたは完全に狂っています。どんな・・・・ことがあろうと、わ・・・・私はあなたに・・・・なんか、ぜ・・・・絶対に・・・・服従しないわ・・・・」
サラ姫の言葉に力強さはなく、全身からは先程から小刻みな震えが止まらない。その美しい顔には、心細さがありありと浮き出ている。古代に生きた女性たちの数奇な運命を嫌というほどに理解していることを、グレイルに告げているようなものである。それでも王家のプリンセスとしての誇りを失うまいと、気丈に身構えるサラ姫のいたいけな心が、グレイルにはひしひしと感じられた。
「ほほう、殊勝なお心づもりですな。さすがはジェイバッハ王家のプリンセス・・・・」
グレイルの顔が淫猥に歪む―――。
(やはりプリンセスは高貴で淑やかでなければいけない・・・・。そんなプリンセスを無理やり犯し、性の悦びを目覚めさせ、心ならずも肉体の屈服を知らしめることこそ、男にとって至福の喜びであるのだ。・・・・しかし、何と言ってもサラ姫はまだ十六歳になったばかりだ。これから行われようとする衝撃凄まじい肉体開発の儀式に、あっけなく音を上げてしまうのは明らかであろう‥‥)
そう考えたグレイルは、サラ姫の乙女心に一縷の希望の灯火を灯してやろうと考えた。
「サラ姫様のお心差しに免じて、素晴らしいチャンスを差し上げましょう」
「・・・・チャンス?」
サラにはグレイルの言葉の意味が分からない。ここまで大それたことをしておいて、全てを元に戻すとでも言うのであろうか。
「あなたと私がこの部屋で過ごすのは、今から12時間だけです。その間にあなたが性の快楽の虜になれば、すなわちそれは私の存在を受け入れたことになります」
グレイルの濁った瞳を見つめながら、サラ姫は黙って耳を傾けている。ミッシェルとの初交を済ませただけのサラ姫は、未だ性の快楽の何たるかを実感してはいない。しかし、母ティセラの教えによって、男女の交わりで覚える性の快楽が、すべての意識を奪い去るほどに凄まじいものであることを聞かされてはいたのだ。そして、そんな至福の快感は、本当に愛した相手からしか与えられないということも・・・・。
「もしもサラ姫様が、快感を覚えることなく過ごし通せたならば、我々は王宮を撤退して、国王や王妃を自由にして差し上げましょう。それにミッシェルの意識を甦らせて、あなたとの結婚も認めます」
「そ、それは本当ですか!」
少女の瞳が大きく見開く。余りにも彼女にとって都合の良すぎる提案だけに、何やら薄気味の悪い感じすら覚えてしまう―――が、今はその言葉にすがるより他はない。
「約束しましょう。但し、サラ姫様が負けた場合、私と結婚して頂きます。その事をどうぞお忘れなく・・・・」
サラ姫はしばらく瞳を伏せて思案していたが、他に術がないことを悟ると、黙って首を縦に振った。それを見届けたグレイルの顔がたちまち淫猥に大きく歪む。すべては彼の計画通りのことなのだ。
「そうと決まれば始めましょうか。ヨッコラ、」
グレイルは笑みを浮かべながら、何とサラ姫の身体を拘束している縄を次々に外していく―――。サラにとっては思っても見ないことだ。グレイルを拒み通そうとする気力は、いやが上にも膨らんでいく・・・・。ようやくと手足の自由を取り戻したサラ姫の小さな口から、安堵の溜め息が漏れる。
「いいですかサラ姫様。抵抗は自由です。しかし、私に噛みついたり、引っ掻いたりしたら、そこでチャンスはお終いです。しかもお仕置きを与えますからね!」
『お仕置き』の意味も解さぬままに、サラはグレイルの言葉にうなずいてしまった。これが後に、彼女の運命を大きく変えてしまうとも知らずに・・・・。
少女の十六歳の裸体に緊張が走る―――。今、この瞬間こそが、ロイータの未来を左右する重要な局面なのだ。自分に課せられた使命の重大さをひしひしと感じる。
―――要は『鬼ごっこ』のようにグレイルに捕まらなければ良い。とにかく今から12時間、この老人の攻撃をかわしさえすれば、彼らの野望を阻止するばかりか、捕らわれている父や母を救出でき、愛するミッシェルの命までも助けることが出来るのだ―――。
サラは呼吸を整えると、少しでも有利なポジションを取ろうと、グレイルの動向を伺いながらその場に立ち上がろうする―――が、その瞬間を狙い済ましたように、グレイルが突如襲いかかってきた―――。
「あっ―――!」
突然、部屋の景色が乱れ、板張りの天井が少女の視界に飛び込んでくる。余りのグレイルの俊敏さに、サラ姫には何がどうなったのか判らない。
はっきり言えること―――それは、老体のはずのグレイルに、あっけなく押し倒されてしまったという、信じられない事実―――。
「ううっ、いやぁああっ! 離してぇっ!」
覆いかぶさるグレイルの身体は、老人ながらも大きくて逞しい。小柄なサラはいとも簡単に組み敷かれてしまった。少女の顔のすぐ目の前に、皴だらけの老人の顔が近づいてくる。
「いやっ、やめてぇぇーっ―――!」
サラ姫はグレイルの期待通りに必死の抵抗を見せる。グレイルの胸元を小さな両手で押し返し、若い牝鹿のようにしなやかな脚を、懸命にばたつかせている。何とか犯されずに切り抜けようという少女の意思は明白だ。
「ウヒヒヒッ、可愛いですぞ、サラ姫っ!」
グレイルはそう言うなり、少女の両腕をがっちりと押さえつけ、口唇を強引に奪った。
「ウウッ、ンッ!」
余りに強く押しつけてくるグレイルの口唇に、サラは顔を背けることもできない。そのまま口唇を許すばかりだ。
少女は口を堅く閉じたまま懸命に目をつぶって、そのおぞましさに必死で耐え続ける。
〈―――こんなはずではなかった・・・・。子供の頃から「鬼ごっこ」は得意だったはずだ。たとえこんな狭い部屋の中でも、こんな老人に捕まえられることなく逃げ切れる自信はあった。それがこうも易々と捕まえられてしまうとは・・・・〉
サラは不甲斐無い自分を心の中で責め続けた。しかし、だからといって諦めたわけではない。何とかこの苦況から脱出しようと必死にもがき続け、グレイルにガッチリと掴まれていた両腕に自由を取り戻そうと、渾身の力を振り絞っていたのだ。しかし、グレイルの両手は信じられぬ怪力であった。押さえ付けられている両腕が、ピクリとも動かせないのだ。しかもそれだけではない。いつもと比べて身体がやけに重たく感じられ、時々息苦しさすら覚えるのである。サラにはそれがどうしてなのか見当もつかない。そしてそれとは反対にグレイルにとっては、予想通りサラ姫の抵抗の反応は鈍く、力もひどく弱々しいものであったのだ。何と言ってもここ衛星コプラでは、惑星ロイータの2倍の負荷が身体にずっしりとかかってくるのである。サラ姫にとってコプラの重力は初めての経験に違いあるまい。頻繁にこの衛星を訪れ、その重力に慣れ親しんでいるグレイルと比べれば、その力の差はまさに幼児と大人になぞれる程なのだ。
必死に抗うサラ姫の意識が次第にぼやけていく。グレイルにのしかかられて、まともに呼吸ができないためだ。徐々に全身から力が抜け落ち、頑なに閉じていた口元が弛緩していく―――。老練なグレイルはそれを見逃さない。サラ姫の左手を押さえ付けていた右手を、瞬時にして彼女の柔らかい頬に伸ばすと、ガッチリと掴んでサラ姫の口元を強引にこじ開けたのである。
「はうっ―――」
余程息苦しかったのであろう。こじ開けられたサラ姫の小さな口元からは、可愛い吐息がこぼれ出る。しかし、その間隙を狙っていたかのようにグレイルは、サラ姫の口内に強引に舌を潜り込ませたのである。
「ウッ―――?」
サラ姫の肉体がギクンと硬直し、閉じていた瞳が大きく見開いた。舌を差し入れられてしまう行為など、まったく予想外のことだったのだ。余りの衝撃に頭のてっぺんがジンジンと痺れてしまう。
不覚を取ったサラだったが、自由になった左手を使って、精一杯グレイルの顔を押し返そうとする。しかしグレイルの顔は少しも動かない。
「ううっ、ウグッ―――」
サラ姫はくぐもった呻きを漏らすだけで口を閉じることも出来ない。グレイルの軟体動物のような舌が、サラの口内を思うがままに這い回り、怯えて縮こまる彼女の舌に絡みつき、きれいに整った歯並びをなぞる―――。年頃の少女にとってそれは、まるで女性器官を侵されているのに等しい屈辱だ。しかも凌辱はそれだけに留まらなかった。何とグレイルは口一杯に溜めたみずからの唾液を、彼女の口内に注ぎ込み始めたのだ!
それはぬめったグレイルの舌を伝って、サラ姫の口内にドロドロと流し込まれていく。生暖かく酸っぱいモノが、口の中を満たしていくおぞましさに、途端にサラ姫は激しい嘔吐感に襲われる。そして胃の奥から込み上げてくるものを何とか押し留めようとしたその時―――
(コクン―――、ングッ―――)
喉奥まで満たされていたグレイルの唾液を、少女は思わず飲み込んでしまったのだ。
「ングッ、ウウッ!」
ヌルヌルしたおぞましい液体が、大量に胃底へと流れ込むのをはっきり感じて、サラ姫は瞳を大きく見開いた。そしてその瞬間、余りの精神的ショックにサラは、発作的にグレイルの舌を噛んでしまった。
「イッ! 痛っぅーっ―――!」
咄嗟にグレイルはサラ姫に馬乗りになった状態で、上体を持ち上げて口元を片手で押さえた。皴だらけの顔が更にくしゃくしゃに歪んでいる。余程効いたらしい。
「ペペッ、よくもやってくれましたね!」
手のひらに唾液を吐きつけ、舌が切れて出血していないかを確認すると、グレイルは手のひらに吐きつけた唾液を、おもむろにサラ姫のほほに擦り付けた。
「ヒィィッ!」
「早くも約束を破ってしまうとは、そんなに私の妻になりたいようですな!」
「ウッ、ううっ―――」
力なく顔を打ち揺すり、弱々しい唹咽を漏らしただけで、サラ姫の口からは何の言葉も出て来ない。忌むべき野卑な男の唾液を飲み込んでしまったことのショックは、とても「気色悪い」という言葉で片付けられるようなものではない。潔癖な年頃の少女にとって、それはまるで女性器官の深奥に、無理やり精液を注ぎ込まれるに等しい凌辱であったのだ。ようやく自由を手に入れたにも関わらず、顔の左右に押し遣られたまま、微動だにしない少女の両腕や、しとどに涙に濡れている長いまつ毛、口惜しげに噛み締められた下唇の、血の気を失った白さなどが、サラ姫の受けた精神的ショックの凄まじさを、ありありと物語っているようである。
「まぁ今回は許すとしましょう。しかし、次はもうありませんよ」
そう言うとグレイルは再び、サラ姫の身体に覆い被さっていく―――。
「ヒッ、いやぁっ、もうイヤァァーッ―――!」
サラ姫は絶叫しながら、前にも増してヒステリックに抵抗し始めた。そこにはもはやプリンセスの職責も、血統も名誉も無かった。今のサラ姫の姿は、ただ可憐なばかりの十六歳の少女である。そこにあったものは、もはや確実に犯されることを悟った乙女が見せる、切ないまでに哀れな習性だけだったのだ。
淫猥な老人の下敷きになっている少女は、両脚をばたつかせながら、のしかかっている老人の胸元を両手で必死に押し返そうとしている。しかしそんな抵抗も一向に介さず、淫猥な老人は少女の瑞々しい肉体を、あちこちと撫で回していく―――。
「ウウッ、やめてぇぇっ! うっ、いやぁあっ―――!」
次第にサラ姫の抵抗が、弱々しいものへと変化していった。過重力下での体力の消耗は著しい。しかもここまで絶叫を繰り返していれば、そうなってしまうのも当然だったのだ。
まるでそんな頃合いを見計らったように、やがてグレイルの手のひらは、サラ姫の胸元を狙いすまし、可憐な膨らみへと伸びていく。発育途中の感を抱かせる小振りな乳房をやわやわと揉みしだき、その頂きの小さく可憐な頂きを、ぶ厚い口唇に挟み込む―――。
「ヒッ、イヤァァーッ―――!」
途端にサラ姫の口からカン高い悲鳴が上がり、その瑞々しい肉体が、ギクンとしなやかに反り返った。それがためにサラ姫の瑞々しい胸の膨らみは、グレイルがむさぼりやすいように差し出される格好になってしまった。一層にむさぼりやすくなったサラ姫の乳房の小振りな乳首を、グレイルは執拗に舌先で舐め回し続ける。するとやがて、頼りないまでに柔らかだった少女の小粒な乳首が、見る見る硬さを帯び始め、グレイルの口中にその存在を訴え始めたのである。グレイルは嬉々として集中的に乳首を責め立てた。一方を口唇に咬わえて舌先に転がし、もう一方を指先につまんで、シプシプとマッサージを続ける・・・・。
「はうっ、ハアァァッ!」
少女の二つの乳首から全身にかけて、甘美な電流が流れる。その感覚にふと、ミッシェルの顔がサラ姫の脳裏をよぎった。―――まさにその感覚は、あの甘美な二人だけの夜、ミッシェルから与えられた感覚と同じだった為だ。
グレイルの顔を押し退けようと踏ん張っていたサラ姫の腕から、次第に力が弱まっていく・・・・。それをグレイルは、サラ姫の息遣いの微妙な変化と共に感じ取っていた。そして頃合いを見計らったように、遂にグレイルの顔がサラ姫の下半身へと降りていく―――。
「ああっ、アヒッ―――」
もはや少女は切ない呼吸を繰り返すだけになっていて、上体はおろか下半身までもが無防備である。それをいいことにグレイルは、驚くほどにか細い少女のウエストを撫でさすりながら、可愛いヘソを舌先でなぞり、初々しいであろうはずの秘所を目指していく。
恥丘の発達は十六歳にしてはまずまずだ。それよりもグレイルが激しく感動したのは、恥毛の薄さであった。髪の毛と同じブロンドのせいもあろうが、明らかに細くて産毛のように薄いのである。おそらく体質によるものであろう。きっとこれ以上濃くはならないのだ。まさにプリンセスの名に相応しい清楚感あふれる下腹部のたたずまいにグレイルは、サラ姫の秘所をはっきりと見たくてたまらなくなった。興奮に鼻息を荒くする彼は、少女の細く折れそうな足首をがっちりと掴むと、そのまま易々と持ち上げて、一気に大きく押し開いていく―――。
「イヤァーッ! 見ないでぇぇぇーっ―――!」
一際大きな絶叫とともに、サラ姫の身体が激しくのたうった。しかし、グレイルにがっちりと掴まれた両足はびくともしない。
「お願いです、どうかご覧にならないでぇ! ああーっ、見ないでぇ・・・・」
サラ姫はこんなにも明るい部屋の中で、乙女の最も大切な部分をはっきりと晒してしまったのだ。しかも憎い相手にである。思春期の少女にとってその屈辱は、死にも勝るものであったのだ。しかしサラ姫の泣き声の混じる哀願も、グレイルは一向に意に介さない。却って凌辱の愉しみを刺激するだけのようだ。
「おおっ、こんなにも綺麗で可愛いものをお持ちとは・・・・!」
サラ姫の秘所へと顔を近付け、はっきりとその縦割れを目にすることができたグレイルは、その余りの清楚さに感嘆の声を上げてしまった。サラ姫の秘所は、とても十六歳とは思えぬほどに幼かったのである。縦割れが特に短く、複雑な花弁器官をすっかり隠ぺいしている。すでに処女を散らされたなどとは、にわかに信じ難い。それほどまでの初々しさが、サラ姫の秘所には漂っていたのである。
そんな少女の秘所器官に見惚れている老人の心に、とてつもない憤りが込み上げてくるのに、さ程の時間はかからなかった。
(こんなにも美しく清らかな秘芯を、しかも生涯に一度しか味わうことができないサラ姫の処女器官を、もうすでに愉しんだ男がいる・・・・。ミッシェルと言う名の、サラ姫の許婚だった青二才の若憎・・・・。クッ―――!)
やるせないジェラシー(嫉妬)の炎が、グレイルの胸中にメラメラと湧き起こる。しかし、その憎き若憎も、今やロイータ王宮にある医務局のベッドの上で死に体となっている。生命維持装置によって、辛うじて死を免れているに過ぎないのだ。とは言え悔しさと歯がゆさが彼の心から消失するわけでもなかった。よっておのずとグレイルの遣り場のない感情は、すべて目の前のサラ姫自身へと注がれてしまう・・・・。年甲斐もない感情に支配されたグレイルは、サラ姫にとことん侮蔑的な言葉を浴びせかけたのである。
「こんなに可愛いもので、どうやってあの若憎と交尾した(つながった)んじゃ! さぞやヌルヌルに濡れて、おいしそうに若憎のペニスを咬え込んだのであろうのう。ん? 申してみろ!」
「ウウッ、ひどいっ・・・・!」
サラ姫の目からは涙が止まらない。ミッシェルとの初夜の契りを、まるで犬猫の交尾の如く詰問されたこともショックであった。しかし、それ以上に恥辱の極みであったのは、ミッシェルとの初夜の契りの事実を知っている者に、しかもその愛するミッシェルを死人同然に追い込んだ黒幕の男に、愛する者の分身を受け入れた自分の秘所器官を、食い入るまでに熱く覗かれていることであった。
サラ姫の心の中で、何かが音を立てて崩れ落ちていく―――。もはや自分には失うものなど何もないように思えてしまう・・・・。今や少女の心はまるで、ポッカリと大きな穴が開いてしまったような気持ちに陥ってしまっていたのである。
グレイルが指先で、自分の大切な場所を左右に押し開いて、内部をじっくりと観察しているのが判る。でもサラ姫は、もはや泣きわめいたりはしなかった・・・・。いつしか涙も枯れ果てたように止まり、意識がボーッと薄らいでいく―――。そんな薄らぎゆく意識の中で、何故かサラ姫は、ふと自分が人形になってしまったような感覚を覚えていたのである。しかし、そんな感覚に抗がう気持ちも、もはや少女には破片も残ってはいない。
「フッフッフッ、外なりは子供のようでも、内部にはしっかりと女を隠しておるようですな。こんなにいやらしいものをお持ちとは・・・・」
まるで不潔なものを見たかのように侮蔑の言葉を放ったグレイルではあったが、実は心の中は大きな感動に震えていたのだ。
少女の小さな縦割れの内部にあったもの―――それはサーモンピンクに輝く美しき媚粘膜であった。しかし、淫靡な感じは微塵も感じさせない。その清楚で初々しい様は、まるで男たちの侵触を牽制しているかのような神聖ささえ誇示していたのである。全ての構造が小振りで控え目だ。見れば見るほど処女を喪失しているとは想像できない。グレイルは居ても立ってもいられなくなって、鼻先が押し潰れるまでの勢いで、少女の初々しい内粘膜にむさぼりついていく―――。
「ハアウッ、いやぁぁーっ!」
無防備に肢体をぐったりとさせていたサラ姫は、突如襲いかかった鮮烈なショックに激しく身体をのた打たせる―――。
「や、やめてぇぇーっ! アアアッ―――!」
必死に両脚を閉じて腰をすぼめ、グレイルの舌先から逃れようとするが、ガッチリと彼に掴まれた脚は容易に開かれてしまう。何とか両手でグレイルの頭を押し返そうとするも、老人の白髪混じりの薄い頭はビクともしない。
「ピチャッ、チュブッ」と、まるで音がするくらいの情熱で、グレイルはサラ姫の乙女の内粘膜をむさぼり続ける。それでいてその舌遣いは、執拗かつ緻密だ。未成熟な花弁をなぞり、すぼまる秘口を刺激する技巧の前に、少女の瑞々しい肉体が、波打つように丸まり反り返った。
いつしかサラ姫の極細かな透けるような白い肌が、薄っすらとピンク色に染まっている。そして今やロウソクの炎に照らさたその瑞々しい肢体は、全身がしっとりと汗に塗れて、艶めかしい色香を漂わせているのだ。
もはやサラ姫の両手は、股間に埋まるグレイルの頭を押し返そうとはしていなかった。床に敷き詰められているワラを、ギュッと握り締めている。肉体に襲い来る官能の嵐に悶えながらも、必死に抗おうとしている姿勢がひしひしと感じられる。しかし、乙女の歓喜のツボを熟知するグレイルの執拗な愛撫の前に、思春期の少女の肉体は、嫌が応にも反応を示してしまうのだ。
「あああっ! いやぁぁっ、アッ、ハウッ、ハァァァッ―――!」
サラ姫の息遣いも徐々に、切ない喘ぎが混じる艶やかなものになっている。もはやプリンセスの誇り高き清楚な肉体は、まるでそれを照らし出しているこの部屋のロウソクの炎のように、手練に長けた老人が引き起こす「官能の嵐」の前に、ゆらゆらと揺れ仄めくばかりであった・・・・。
《注意》
この物語はすべてフィクションであり、登場する如何なる人物、団体、国家、人種、地名及び地域等、すべてが架空のものです。また、男性にとって有利とも受け取れる女性の心情に関する心理描写、及び身体機能の記述は、すべてが事実と異なる誤ったものです。
<ジュピターインターノベルズ>
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