ま だ 生 え 初 め し 若 草 の
「 乙 女 の 芽 生 え 」 と 愛(め) で し と き
幼 き 腹 部 の 慄(ふる)え こ そ
「孕 み 頃」 知 る 少 女(むすめ)の 輝 き ・ ・ ・ ・
鬼 畜 翁 壮 絶 悦 戯 浪 漫
十二歳の愛人物語
岳瀬浩司 著
五月の夜風は妙に生ぬるく、そして弱く、季節は明らかに「春」から「夏」へと移り変わろうとしている。
ここは伊豆地方のとある場所。市街地や観光名所からも程遠く、広大で豪華な別荘が点在することでも有名な風光明媚な土地。
そして、ある一軒の、広い室町式庭園を有する木造平屋作りの大きな屋敷の中で、まさにそれはおこなわれつつあった・・・・。
第一章 「由香利」12歳 初夜の震え
「さあ・・・・、安心して力を抜きなさい」
寝所として使われている八畳ほどの和室には家具類は何も無く、その中央に一組の布団が敷かれているだけである。そして今、その上に、純白の浴衣一枚に身を包んだ一人の小柄な少女が横たわり、その脇から少女を覗き込むような態勢で、長い白髪のあごひげを立派に蓄えた一人の老人が少女に優しく語り掛けている。
かなりの高齢が伺える老人。そんな老人は紺色の浴衣に身をやつしているが、既に腰帯も解いただらしない格好である。筋肉も削げ落ち、痩せ衰えた皺とシミだらけの胸板が、大きくはだかれた浴衣から顔を覗かせている。
「ほおら、何も恐がらなくていいぞ、ワシのことをこれからは“パパ”と呼びなさい」
「そんな・・・・、でも・・・・、だって・・・・」
浴衣姿の少女は明らかに震えていた。その可憐で大きな瞳は瞬きも少なく、老人の表情をまじまじと注視するばかりであり、その小さな愛くるしい口元はわずかに白い歯が伺える程度に薄く開いたままなれど、それ以上の言葉が続くことはない。
白い浴衣は、何も少女が好き好んで身に付けている訳ではない。昨夜、初めて出会った『世話・躾(しつけ)役』兼『賄(まかな)い役』の「静代」という五十代の女性からの指示で半ば強制的に着せ付けられたもの。その下には下着すら身に付けてはいない。
「よおしよおし、いい子じゃな、これからは“パパ”が、うんと優しくしてやるからな」
しばらく少女の頭を優しく撫で続けていた老人のしわだらけの手が、遂に少女の浴衣の腰帯に延びた。
「あ・・・・」
スルッと小さな絹ずれの音を立てて、いとも簡単に少女の白い腰帯が解けていく―――。
「さあ、パパに“由香利(ゆかり)”の“からだ”をよく見せておくれ」
「あっ、だ、だめぇっ!」
咄嗟に襟元を押えようとする少女の小さな手。しかし、浴衣は完全に帯を解かれた。もはや少女に覆い隠す手立てなどない。少女の手が胸元を懸命に押えれば、老人の手は更にその下に延びて、めくり開こうとする。
「あっ!」
「ほらほら、そんなに嫌がっておっては“お努め”にならんぞ、フッフッフッ―――」
穏やかな口調で老人にそう諭され、少女は羞恥と緊張に震わせる心の中にも、自分自身の置かれた立場を改めて思い出さずにはいられない。
少女の名前は「菊山由香利(きくやま ゆかり)」。十二歳、まだ☆学6年生。
エリート銀行マンだったはずの父親が突如失踪したのは、まだ2週間前の話。少女の心の傷は今も癒えてはいない。しかも突如、降って湧いたかのように発覚した父親の負債は、実に何と七億円。自宅の5LDKのマンションすらも知らない間に担保にされていたのだ。ある日突然、大勢の債権者たちがやってきて、家の中のあらゆるものを持ち去っていった日のことを由香利は決して忘れない。彼らはタンスやテレビ、冷蔵庫はおろか、非情にも由香利や弟の学習机までも「借金の形(かた)」として家から持ち去ってしまったのである。
父と母、そして小学1年生の弟。幸福だった少女の家庭は、こうして余りにも脆く崩れていった。親戚たちは皆一様に冷たく、転居先も定まらぬままマンションの立ち退き期限も押し迫り、もはや残された家族は失意の底に打ち沈むしかなかった。
そんな時であった。この老人の代理を名乗る弁護士が現れたのは・・・・。
老人は父親の残した借金の債権者だった。しかも、七億円の借金のうち、実に五億円が老人に対する債務だったらしいのである。
突如訪れた弁護士は、由香利の母と「示談交渉」なるものを始めた。ところが、その内容はまさに信じられないものだったのだ。結果、借金は棒引きとなることが決まった。しかも信じられないことに、由香利の父の所在が明らかになるまで、残された家族に月々50万円もの援助をしてくれるという内容だったのである。更には他の債権者たちの弁済に当てる二億円と、別途、今回の見舞金と称して500万円までも準備してくれると言うのだ。
翌日には早速、残された家族に見舞金500万円が現金で手渡された。そのおかげで債権者たちに強奪されてしまった家具類をすべて新調することが出来た。勿論、暮らしているマンションの抵当権も外され、そのまま暮らし続けることが可能となった。
しかし・・・・、由香利は母親からある重大なことを打ち明けられることとなったのである。
「由香利、ごめんなさいね・・・・。でも、今はこうするより他はないの、ウッウッ、でも、お父さんが帰ってきたら、また家族みんなで暮らせるんだからね、ウウッ、ウッウッウッ・・・・」
嗚咽しながら『ある事情』を説明する母親に対して、由香利はとてもそれを非難できなかった。ここ数日間のショックな出来事を通して、少女は「家庭というものの余りの脆さ」そして、子供の自分ではどうにもならない「社会の冷徹な掟(ルール)」というものを、その幼な心の中にもしっかりと刻むことになってしまっていたからだ。何よりも由香利は家族思いの優しい少女であった。
数日後、迎えのハイヤーに乗り、由香利はたった一人、家族のもとを去った。それはまだ小学6年一学期の途中のことであり、ここに彼女は、親元ばかりか、義務教育年齢にありながら学童教育や学校生活というものにまで早過ぎる別れを告げることになってしまったのである。
そして、そんな少女が連れてこられたのは、そう・・・・、ここ、大きな庭園のある立派な屋敷。つい昨日のことである・・・・。
「ほうら、身体をリラックスさせなさい。パパにすべてを任せていれば、由香利は何も心配しなくていいんだよ」
老人の皺だらけの手のひらが少女の白くて初々しい裸体、その木目細かな素肌の上を遂に這い始めた。
「あっ、ああっ! んっ・・・・」
明かりもついたままの寝室で、生まれて初めて見ず知らずの他人にこうして肌を晒す。それがたとえこんなヨボヨボの老人であっても、やはり“男”であることに変わりはない。しかも、淫靡な眼差しも明らかなまま、素肌をその手のひらで侵蝕される屈辱。いや、それはまだ十二歳の少女にとって「屈辱」と受け取れるものではない。乙女の「羞恥」こそを最も意識し始める純真な年頃なのである。むしろそれは『未知なる経験』を恐怖する気持ちを倍増させていくものに他ならない。
「ウウッ、恐いっ・・・・」
思わず由香利は口走った。襖と障子を完全に締め切られた寝室の中、そんな少女の幼な声を耳にするのはたった一人、少女の目の前のこの老人「四倉(よくら)〈七代目〉國兵衛(くにべえ)」だけである。
当年七十歳。彼は江戸・天保年間から続く四倉財閥の7代目当主。経済界の重鎮である。表向きは既に現役を引退しており、現在の肩書きは「四倉銀行名誉顧問」。しかしグループ企業すべての筆頭株主である「四倉銀行」の頭取には彼の長男が据えられているばかりか、主要企業の役員をすべて親族で固めた巨大な「同族企業体」の長(おさ)として、事実上、確固たる院政を敷いているのである。
そして、そんな彼の趣味とは―――
「ああ、若い子の肌は本当にええのお・・・・、若さで一杯じゃ。どこもかしこもこんなにスベスベして、柔らこうて・・・・ムフフ、」
「んっ、ああっ! あ・・・・ヒウッ、あああっ!」
國兵衛は由香利の木目細やかな素肌の感触を心から愉しんでいた。どこもかもが本当に柔らかい。シミやくすみなど一点もない、若々しさに萌え始めたばかりの十二歳の白くて小さな肉体・・・・。
〈 ―――平成2年2月2日生まれ、身長151センチ、胸囲72センチ、血液A型、初潮を迎えたのは、去年の春――― 〉
少女「菊山由香利」のすべての情報が、既に以前から老人の手元にはあった。小顔ながら大きくて可憐な瞳が印象的な美少女。偶然にも街中でそんな由香利を見初めてからここ数年、老人は彼女の成長を遠くからずっと見守ってきた。それ以外に老人と少女の間には、何ら縁もゆかりもない。
そして、実のところ由香利の家庭に起きた悲劇は、すべてこの老人の仕組んだ罠だったのである。しかも、それはただ単に、周囲より抜きん出た美貌と愛くるしさを兼ね備えた一人の美少女を見初めてしまった老人の、どす黒い欲望から起きた陳腐な計画に他ならなかったのだ。まさか由香利は、自身の魅力に目を付けられ、この老人によって自分の父親が罠にはめられたなどとは夢にも思ってもいない。彼女にしてみれば國兵衛は、東京から遠く離れたこんな風光明媚な場所に、これほど広大な土地を別荘として所有している「大金持ち」であり、残された家族に背負わされる羽目になった父の負債を、「ある一つの条件」だけで肩代わりしてくれた親切な老人なのである。
・・・・そして、そんな老人に課せられた「ある一つの条件」こそが、今まさに由香利の心とからだの自由を奪っていた。そう、少女はこれからの数年間をずっと親元から離れ、「静代」という五十代の女性を母代わりとしてその細やかな世話や躾を受けながら、彼女と二人だけでこの大きな別荘で暮らしていかねばならない。そして時折訪れるこの老人をご主人様と仰ぎ、その望みをすべて受け入れることこそが、少女に課せられている“条件”なのだ。そこには「女」として老人の夜を慰める“お努め”というものが存在していることも、既に前夜のうちに少女は“母親代わり”で“教育係”の「静代」から、十分に言い含められていたのである。
「ほおら、肌が赤う染まってきてるぞお。こんなことをされるのは生まれて初めてじゃろう? ん、どうじゃな?」
羞恥で素肌よりも赤く染まる十二歳の愛くるしい素顔。それを隠そうとする長くてしなやかな黒髪を皺だらけの手で払いつつ、國兵衛は由香利の顔を覗き込んでいく。小さな耳朶までが炎のように赤く染まっている。
「・・・・はい、」
國兵衛には聞き取れなかったものの、蚊の鳴くようにか細い“はい”という声が、震える少女の可憐な口元からわずかに漏れたようだった。今や固く目をつぶり、そのあどけなさの色濃く残る蒼い裸体を小刻みに震わせるばかりだ。
「フッフッ、由香利は可愛いし素直じゃのお・・・・、よおし、パパが優しく可愛がってやるからな。緊張せんでもいいぞ」
そう言って國兵衛は、白髪のあごひげを蓄えた口元を、ゆっくりと、少女の膨らみ萌ゆる乳房へと運び、その頂きに縮こまる可憐な薄桃色の乳頭を、優しく・・・・、
「あっ! はあう、んんっ―――!」
たちまち少女の細い裸身がギクンと反った。が、老練な國兵衛はそっと少女の白い腹部に右手を置いて、少女の裸体の反り返りを抑えつつ、再び狙いを定めて少女の可憐な乳頭を・・・・
(チュッ・・パッ、チュッ・・・・)
「ああ、あっ! キャッ! んんっ、」
由香利のからだが十二歳の素直な反応を見せる。くすぐったく、それでいて、決して不快ではない“謎の妖しい感覚”・・・・なのだろう。國兵衛には、手に取るようにそれが判っている。何故なら彼にとって、少女の思春期早々の蒼い肉体をこうしてついばむのは、決して今回が初めてではないからだ。そして、彼の肉欲の対象は、齢(よわい)を重ねるに連れて確実に低年齢化を進めてさえもいる。
(ムフフ、感度もいいぞ・・・・、それに思った通り、いい声で鳴いてくれよる・・・・)
國兵衛は心の中でそうほくそえみながら、由香利の柔肌の感触をたっぷりと味わい続ける。彼にとっては久しぶりの「初物(はつもの)」。「お茶屋遊び」を繰り返していた中年の頃に限らず、幾度となくそんな機会を得て、これまでに数え切れぬほどの少女たちの処女を散らし、その初めての素肌の味を愉しんできた彼だが、やはり何度繰り返してもその興奮と感動は尽きない。
「んっ・・・・、あ、あくっ、くふぅ・・・・」
初々しい由香利の喘ぎ声を耳に愉しみつつ、國兵衛はその穢れなき新鮮な十二歳の柔肌を、唇と手のひらでじっくりと堪能していく。決して衝動や興奮に任せて少女の肉体を乱暴には扱わない。肉悦を得ることに切迫して貫通を早急することもない。そこには老成した経験豊富な彼ならではの、奥深い「愉しみ」がたっぷりと潜んでいるのだ。
彼の頭の中では、既にこの少女の蒼い肉体の味をたっぷりと堪能するための緻密な計算がなされている。いや、その「段取り」は既に整えられていた。もはや由香利の戸籍は老人の「養女」としてその住所もこの屋敷に移され、最寄りの小学校への転入手続きに関しては『長期自宅療養届け』が役所側に提出されていた。とはいえ、学校側にまで由香利の転入は通知されることはなく、よって担任教師が家庭訪問でこの屋敷を訪れ、由香利の身上を知る恐れもない。地域の児童相談所にも彼女の転入は通知されないように既に手は打ってあるのだ。財界の重鎮・大立者として、政界や中央省庁のみならず、このような小さな町の行政にまで顔が利く彼にしてみれば、由香利を周囲に何ら知られることなくこの屋敷に幽閉することなど、いささかも労を要することではないのである。
そして実際、こうして少女を外界から隔離することは極めて意義深いものだった。何しろ思春期の多感な年頃なのである。その純粋可憐な心が周囲の影響を受けてしまい、非行に走ったり、妙に色気づいたり、あるいは國兵衛以外の異性から誘惑されたりといった心配がないばかりか、絶えず國兵衛の存在を意識させる生活を日常化させることができるのだ。何より一日中屋敷に閉じ込められていては、彼に構ってもらえなければひたすら暇をもてあそぶばかりになってしまう。そんな暮らしの中で、本人の好むと好まざるとに関係なく、まだ早すぎる『性の扉』を強引にこじ開け、「性の世界」に無理やり引きずり込んでしまえば、あとはいつでも彼の望む時に、好きなだけ好きなように少女の蒼い肉体を愉しむことが出来るのである。しかも当の少女にしてみれば、自身が老性の捌け口、幼き「女肉の性玩具」として、その初々しく蒼い“からだ”を徹底的に貪り尽くされているだけだということを何ら自覚できぬままに、彼への恋慕の情を錯覚してしまい、その可憐な乙女心すらも彼に委ねるようになってしまう。彼は晩年に入ってからだけでも、既にそれを十指にあり余るほど経験していたのである。
(チュッ、チュパッ―――)
「あうっ! あっ・・・・、いやっ、んんっ、あ・・・・ああ、んん、ヒャウッ、あああっ、だめぇっ! あうぅ、あ・・・・、あああっ―――!」
由香利の十二歳の可憐な乳房の膨らみ際を國兵衛の唇が優しく這い、時に可憐な乳頭を舌先でねぶり回して強く吸い立ててやると、由香利のそのあどけない口元からは、彼の望むままの黄色い嬌声が次々と紡ぎ出されていく。その可憐でつたない喘ぎ声は、まさにこの少女にとって生まれて初めて漏らすもの。緊張を解いてやり、丹念にツボを心得た愛撫を施してやれば、処女だろうともこれ程艶やかで可憐な鳴き声を奏で始めるのである。そしてそれは決して誰かに教えられた訳でもなく、誰かを真似たものでもない。ましてや演技など微塵も含まれてはいないのだ。それこそが老成した國兵衛に肉悦以上の強い感動と興奮をもたらしてくれる。ましてやそれが十二歳の純粋無垢な、しかもこれ程可憐な美少女であれば、感動と興奮は倍増するのだ。
「はぁはぁはぁ・・・・、んんっ、くふぅ・・・・、ハアハアハア、ん、んあっ、あんっ、あああっ!」
老人の皺だらけの手のひらに延々と撫でさすられる由香利の白い素肌は、興奮とも取れる上気を顕わにするばかりか、しっとりと汗ばみ始めている。もはや、震えはない。その小さな肉体をぐったりと弛緩させているのを常とし、ほっそりした白い腹部を妖しく上下させながら、老人のツボを得た唇と舌での巧みな愛撫の一つ一つに、ギクンギクンと新鮮で若々しい反応を見せている。その可憐な口元は切迫を訴えるように開いたままになり、熱っぽい息遣いの中に艶っぽい喘ぎ声をいつまでも織り交ぜ続ける。わずかな突起も実に頼りなげだった少女の幼い乳頭も、今やツンとした硬さを帯びてチョコンと隆起し、老人のぬめった舌先の中で如実な「女としての反応」を示していた。
「よおし、いい子じゃぞ。ぼちぼちココも可愛がってやろうな」
國兵衛はそう言って由香利の股間へと手のひらを這わせ、その好色にほころんだ顔をゆっくりと少女の秘部へと近付けていった。
「ハアハアハア・・・・」
もはや由香利はぐったりしたままだった。生え始めたばかりの絹よりも繊細な初毛(しょもう)を、老人に指先で触られたり摘まれて軽く引っ張られたりするのを、まるで他人事のようにぼんやりと察知するだけで、何故かそれを拒もうとする意識も湧いてこない。
やがて老人は座す場所を変え、意識を混沌とさせながら布団の上に仰臥している由香利の足元の方へと移動した。そして少女のその細い両足首をギュッと掴み、肉付きも未熟なままのスリムな両脚をたちまち大きく開脚していく―――。
「あっ!」
由香利は短く呻いた。が、もはや手遅れだった。照明も明るい部屋の中、あっけなくも少女期の羞恥の秘芯に、老人の顔の接近を鼻先まで許してしまった。
「うっ、恥ずかしい・・・・」
由香利はポツリとそう漏らしながら、まるで年頃の乙女が見せる恥じらいのそれと同様、身をくねらせつつ小さな両手でその顔を覆った。が、単にそれだけで、十二歳の蒼い肉体に再び緊張を走らせることはなかった。こうなってはひたすら老人の濁った双眸も間近に、その少女期の秘芯の観察を許してしまう他はない。
(おおっ! ほんにめんこいオ☆ンコじゃ! ちいそうて、この子の可愛い顔にぴったりな・・・・、こんな愛らしいオ☆ンコが、一人前に濡れておる・・・・、ずっと待ちに待っとった甲斐があったわい!)
心の中で國兵衛はそう狂喜した。
由香利の女性器官は、まだ発育も不充分なままだった。色素の沈着など一切皆無で、彼女の白い素肌と色あいを同一にしたままである。それでいて縦割れのわずかな綻びの合間から、薄い、余りにも薄くほのかなピンクに美しく染まる内粘膜らしき繊細な構造を愛液になじませて輝かせていたのだ。
「・・・・ゴクッ」
老成したはずの國兵衛もそれを見て、年甲斐もなく血が沸き立つような興奮に思わず生唾を飲み下していた。そして、もはや少女に優しい言葉を掛けてやることすらも忘れ、少女の十二歳の秘裂をめくるように左右に押し開いていった。
「あうっ!」
由香利の肉体がビクッと震え、その白い内股に緊張が走った。それでも國兵衛は遠慮なく、少女の秘裂の奥で「女」として成熟するための成長をようやく始めたばかりに違いないその初々しく粘膜質の白っぽさも顕わな内部構造を、中年のギラつきにも迫る双眸で、まるで焼き焦がすかのように熱く見入るのに必死だ。
(おおっ、まだほんに子供のようじゃ! 中までこんなにキレイな色で・・・・、柔らかそうで・・・・、そのくせ、ちゃんとこんなに、ぬ、濡れておる・・・・!)
「・・・・ああ、・・・・」
由香利はもう、何も考えられなかった。このような部屋の電気も消してもらえない明るい中、他人に、しかも男性、しかもこんな好色な老人に、ふしだらで卑猥な感情も丸出しのままでもって、女性にとって最も秘し隠しておかねばならない大切な部位を間近に覗き込まれ、自身でもまだ一度も見たことのないその内部までもに熱い眼差しを注がれているのである。それはまさに、羞恥が極限を通り越した時の感覚というものを、この少女「由香利」が十二歳にして生まれて初めて知った瞬間であった。自分の肉体のすべてをあばかれたという意識に包まれた途端、由香利は頭の先がジィ〜ンと痺れたまま、意識が白い靄(もや)に包まれ混沌としていったのである。
そして―――、
(ピチャッ、チュッ、クチュッ―――)
「ハアアああッ! あううぅっ―――!」
由香利は突如襲った秘芯の感覚に敏感に反応していた。咄嗟に敷布団の白いシーツをくしゃくしゃに握り締め、ロリータボディーに艶っぽさを芽生えさせ始めた十二歳のそのスリムな裸体をつま先までギクンと大きく仰け反らせた。が、國兵衛の顔面は少女の股間を追い掛けて鼻先までの密着を決して離そうとはしない。
「ああっ! ヒグゥ、んあ、ああ・・・・ん、んあっ、あああぁぁああっ!」
ギクンギクンとまるで引きつけでも起こしたかのように、由香利の小さな裸身は布団の上で何度も何度も跳ね上がる。時折少女の股間からずれて顕わになる國兵衛の鼻先や口の周りの白髭が、明らかに濡れていた。まさに今、十二歳の由香利の初々しい秘芯に、國兵衛老熟の舌技が施されているのだ。
(チュッ、チュバッ、ツプッ、チュッ―――)
「あああっ、いやあぁっ! ヒキィィッ! アウウッ、うわああぁぁっ、ああ、あううぅーっ!」
それは十二歳の由香利にとって、未曾有の衝撃的感覚であった。國兵衛の長い舌先がたっぷりと唾液をまぶしては器用に秘裂の中の内粘膜構造を隅々まで徘徊し、発育途上で孔の所在すら不明瞭な十二歳の膣口ばかりか、陰茎包皮に包まれて無感覚に保護されたままでいる少女期特有の幼年型クリトリスまでその薄桃色の包皮を舌先で優しく剥き上げられ、強弱のついたリズミカルな刺激を延々とダイレクトに与えられているのだ。國兵衛に先程まで施されていた全身への愛撫で感じていた感覚などとは比べ物にならない。それはまさに失禁すら催しかねない凄まじい衝撃波だったのである。
「あああっ、ああああっ! アアーッ、ハアハアハア、あうっ! あああぁぁっ―――!」
(フッフッ、本当にいい声で鳴きよるわい。初日から少し刺激が強すぎるかもしれんが、これくらい感度を上げておいてやれば、破瓜の時も多少は辛抱できるじゃろう・・・・)
國兵衛は「少女」という存在を渇望し愛でるばかりではなく、これまでの数多くの経験から、その蒼い肉体というものを完全に熟知していた。そして、それを心ゆくまで堪能できる様々な手法というものを、その長い人生経験から随分と昔に確立していたのである。言わんやそんな七十年もの人生経験と老熟した性の技巧をもってして今まさに臨んでいる対象は、生まれてからまだわずか十二年しか経っていない、彼にすればひ孫とも呼べるような“平成生まれ”の女児なのだ。彼の毒牙に掛かってしまえば、もはや最初から由香利に“勝ち目”などまったくありはしない。
「クウウゥーッ! くはあっ、あああっ! あっあっ、いやああぁ・・・・アウウッ―――!」
十二歳の由香利が生まれて初めて漏らす「女の喘ぎ」。その幼さの残る可憐で小さな顔はすっかり上気し、今にも泣き出しそうな切ない眼差しを天井の一点に投げ遣ったままだ。
由香利の股間に顔を埋める國兵衛の絶技(舌技)は休むこともなく、ひたすら十二歳の未熟な蒼い肉体の内から、初々しい乙女の反応を無理やり引きずり出していく―――。
「あああっ、んんっ・・・・ハアハア、ああっ、イッ、いやあぁぁっ! アアアッ、あんっ、あ・・・・、あああぁぁぁーっ!」
遂に由香利の喘ぎが今までになく切迫さを帯び始めた。その小さくてスリムな熱っぽい肉体が更に大きく反り返ったまま、ググッと突っ張りを見せたその瞬間―――、
「んああっ! ああっ、んああっ、あ、ア、・・・・カハァッ! アッ、アッ、アアアァァアアァァーッ―――!」
一際甲高く、黄色い絶叫が部屋の中に響き渡った。老人の顔を両腿で強く挟みつけたまま、少女の華奢な肢体が硬直してブルブルと震える。
十二歳「由香利」、生まれて初めてのオーガズム。遂に少女の蒼い肉体は、好色な老人の淫らな欲望の前に、屈服を示す完全な「白旗」を上げたのである。
「ハァハァハァ、ハァハァ・・・・」
ぐったりと弛緩し始めた少女の肉体。薄っすらと汗に塗れた全身は朱色に染まり、腹部を波打たせて荒い息をいつまでも弾ませ続けている。そんな少女の様子を満足そうに見詰める國兵衛は、やがて手のひらで少女の頭を優しく撫でてやりながら、
「どうじゃな、気持ち良かったか? んん?」
そう由香利に尋ね掛けた。すると、今も息を整え切れないままで、天井の一点を呆然と見詰めたままの由香利の大きな瞳が、ゆっくりと老人の顔を映す。老人を見詰め返す少女の瞳の中はたちまち、うるうると潤みを泳がせ始めた。
「ホッホッホッ、何も恐いことではないぞぉ。由香利はなんも悪いことした訳でもないんじゃ。由香利のからだが少しずつ大人になっておる証拠じゃ。よしよし、これからもパパがうんと可愛がって、由香利のからだをもっと大人にしてやるからな・・・・、ホッホッホッ―――」
國兵衛は今の由香利の精神状態が手に取るように判っていた。性に対する畏怖感や罪悪感にとらわれる中、羞恥心を煽られ自尊心は打ち砕かれ、なのにその肉体は決して否定できぬ凄まじい喜悦の絶頂感覚を味あわされてしまった。しかも生まれて初めてのことなのである。その心の動揺はとても十二歳の可憐な胸にしまっておけるものではない。だからこそ今この瞬間、少女に一体どのような言葉を掛けてやれば、少女が自分に心を許すのみならず、このような淫らな行為をいつでも従順に受け入れてくれるようになるのか、その話し言葉や少女を優しげに見詰めるその眼差しに至るまで、すべては計算の上でのことだったのである。
「ウウッ、うっ・・・・、パパ・・・・」
やがて涙ぐむ由香利の可憐なその口元が小さく動き、遂に彼女は何ら強要されることもなく國兵衛のことを「パパ」と呼んだ。それを老いぼれた耳の奥に確かに聞き、國兵衛は心の中でニンマリとほくそえんだ。
「よしよし、これからはパパとうんと仲良くしような。由香利は何も心配しなくていいんじゃ。パパにすべてを任せておけば、ちゃんと由香利を幸せにしてやるからな・・・・」
そう言いながら國兵衛は、少女の柔らかな頬を優しく撫でてやる。まるで求愛〈プロポーズ〉のようなセリフ。これが貫禄ある中年のスケベオヤジともなれば、若い愛人を囲って世話する時の“殺し文句”ともなろう。その裏に潜んでいる「淫猥な目的」すら、あからさまもいいところである。
しかし、齢(よわい)を重ねて落ち着いた風格を漂わせる老人のそんなセリフを、まだまだ小娘とも呼べぬ十二歳の少女が「裏読み」など出来る筈はないのだ。
案の定、國兵衛の思惑通り、由香利の可憐な大きな瞳に、涙がそれ以上溢れることはなかった。
やがて、明るく灯る部屋の明かりが消え、部屋からの物音や人の気配は完全に途切れた。時刻は深夜11時を少し回ったところ。本来ならば由香利も小学6年生の女子児童、いつもの就寝時刻はもっと早いものだったろう。
しかし、國兵衛に少女の就寝時間の配慮など微塵も念頭になかった。しばらくすると、障子越しにも明かりの完全に落ち、静寂を装った部屋の内部からは、再び、
「・・・・、・・・・ん、ハアウッ、・・・・、あ・・・・」
少女のあどけなさの残る黄色い喘ぎ声が、徐々に部屋の外まで漏れ始める。
「ん・・・・、あうっ! あっ、いやあぁっ、あっ、だめぇぇ・・・・、んんっ、ああああっ!」
―――こうして今宵、何の罪もない一人のあどけなくも美貌の確かな十二歳の少女が、技巧に長けた國兵衛の性技の前に哀しくも幼牝(メス)の生理(性 さが)を徹底的にあばき尽くされ、性の味を無理やり教え込まれていく―――。もはやそれを止めることは誰にも出来ない。
「あああっ! あ、あっ、ああっ、んああっ、ああああぁぁっ―――!」
十二歳の美少女「由香利」にとって、生まれて初めて漏らすこととなった「女の喘ぎ」は、深夜はおろか未明に至るまで、更に黄色く、そして更に艶っぽく、次第に切迫さを早めながら、何度となくピークのそれを繰り返し、明かりの消された部屋の暗闇の中に延々と響き渡っていくのだった・・・・。
翌朝、目を覚ました由香利の前に老人はいなかった。いや、正確に言うと、少女が目覚めたのは陽も高く昇りきった昼頃のことである。
「そろそろ起きなさい、もうお昼ですよ」
世話役の女性「静代」のそんな言葉に続いて、寝室の障子をパタンパタンと勢い良く全開する音が少女の耳にも大きく響いた。屋外の眩しい光が一斉に部屋の中へと取り込まれる。
「ンッ―――、・・・・」
ようやく目を覚ましたものの、自然光に包まれた部屋の余りの眩しさに由香利はすぐに瞼を開けることすら出来ない。そんな少女の枕元の傍に静代はゆっくりと座り、
「由香利ちゃん、おはよう、お目覚めはいかがかしら?」
と、穏やかな口調で優しく由香利に話し掛ける。上品な着物に身を包み、落ち着いた出で立ちの五十代の女性。まるで高級旅館の女将(おかみ)さながらの貴婦人めいた雰囲気を漂わせている。
そんな静代は、この屋敷で由香利を世話することこそが「役目」。学校に通えない由香利の勉強の指導や細やかな躾を國兵衛から命じられてもいるのだ。
「おはよう、由香利ちゃん・・・・」
静代からの再度の呼び掛けに、ようやく由香利も小さなかすれた声で、
「お・・はよう・・ございます・・・・」
とだけ、その小さな口を動かした。そして薄目だった少女の瞳がようやく周囲の眩しさに順応して、虚ろながらもその大きな瞳をゆっくりと開いていく。
「昨日は良く頑張ったわね、由香利ちゃん。これで“ご主人様”と『仲良し』になれたのよ。これからもうんとご主人様に可愛がってもらうのよ」
嬉しそうに話し掛けてくる静代のそんな言葉を、まだ虚ろな眠気まなこに聞く由香利だったが、覚醒し始めた意識は昨夜の記憶を自然と思い起こしてしまう。
少女にとって昨夜のことは、少し考えただけでも恥ずかしい。しかし、生涯忘れられない出来事だった。
―――決して男の人としてはいけない、男の人にされてはいけない、自身の「からだ」に対する『悪戯(イタズラ)』というもの―――。
そんな、少女が母親からきつく教え諭されてきたこと「そのもの」が昨夜、あれほど長時間、老人と一緒の布団の中で、しかも、裸にされて、あんなところや、恥ずかしいあんなところにまで、老人の指や唇で・・・・。
それを思い起こし、たちまち由香利の可憐な頬に朱が宿る、いや、耳まで紅く染まり始める。今も静代に見詰められていることを知り、少女は身を縮こませ、その羞恥に染まった可憐な顔を布団の中に隠そうとし始めた。
「あらあら、ウフフ・・・・、由香利ちゃんてば本当に素直ね。可愛いわ、ウフフフ・・・・」
静代は由香利の恥らう様を見て、これまで世話してきた「少女たち」以上に強い好感を抱いていた。
静代にとって、この屋敷での生活は既に四十年以上。来たのは十四の時。國兵衛の妾としてここに囲われたのがそもそもの始まりである。当時は彼女とて、並ならぬ美貌の少女だったのだ。そんな彼女もやがて「うら若き乙女の頃」を過ぎ、國兵衛の愛欲の対象からも外され、いつしかこうして國兵衛の新しい愛人、とりわけ年端もいかぬ少女たちの世話をする半生が続いている。
「ほぉら、恥ずかしがってばかりいてはいけませんよ。本当なら、ご主人様に可愛がってもらった後は、すぐに『女』としての身だしなみを整えておくものなのよ。さ、よいしょっ、と」
そう言いながら静代は、由香利が顔を覆う掛け布団を無理に引き剥がしていった。
「あっ、だめっ!」
勢い良く掛け布団をめくられ、由香利は短くかすれた声でそう叫び、かなわないと知るや途端にその小さなからだを丸めた。そう、由香利は昨夜以来の全裸のままだったのである。
「あら・・・・、クスッ、ウフフ、そうだったの・・・・。まあ、仕方もないわ、由香利ちゃんには初めてのことだったもの。でも、はしたないことなのよ本当は。だから今度からは、ご主人様に可愛がってもらった後は、きちんと肌着を着けてからお休みしましょうね」
静代のやんわりとした、それでいて明らかに少女の無作法を躾るそんな言葉。こうして彼女は単に一緒に暮らす少女たちの身の回りの世話をするだけではなく、「女性」としての慎しみ深さや立ち居振るまい方を少女たちに教え諭すことを決して忘れてはいない。それはまるで我が娘を一人前に育てているかのようなこまめな愛情を言葉の端々に覗かせている。
やがて、由香利はゆっくりと身を起こし、自然光に彩られて白く輝くその華奢な裸体を静代の方へと向き直し、
「ごめんさい、“おかあさん”・・・・」
と、かすれた小声で自身の無作法を詫びたのだった。
由香利が静代と初めて対面したのは、この屋敷に連れられこられた一昨夜のことであった。笑顔で迎えてくれた優しそうな婦人に、少女は少なからず今後の生活に対する不安を払拭することが出来た。そして、少女はそんな婦人との間に、これから一緒に暮らしていく上での様々な約束事を交わした。その一つが“母親代わり”を務める静代のことを「お母さん」と呼ぶことである。それは、國兵衛が要求した彼自身の呼称である「パパ」とは異なり、由香利が親元に居た時、両親のことをどのように呼んでいたのかを静代が尋ねた上で決まったことなのである。そう、少女は両親を「お父さん」「お母さん」と呼んでいたのだ。
「あ、あの・・・・、おかあさん・・・・」
気重そうに由香利は口を開いた。
「え、なあに?」
「えっと・・・・、その・・・・、“パパ”は・・・・?」
由香利は目覚めれば既に姿の見えぬ老人の所在が気になった。
「朝早く東京にお帰りになったわ」
静代の返事に由香利は伏せ目がちに、
「・・・・、そうなの・・・・」
そうポツリと呟いた。落胆の色もあきらかである。
もはや由香利にとって「あの老人」は決して単なる親切な「他人」ではなかった。誰にも見せたことのない自身の恥ずかしい部位を覗き見られたばかりか、誰にも許したことのない素肌をその手のひらや唇はおろか舌先まで使って隈なく侵蝕されるのを許してしまった“特別な存在”なのである。途切れ途切れの記憶の中にも、自分がとても恥ずかしい声を上げていたことを少女は覚えていた。そして、老人にされ続けた「それ」が、とても「気持ち良かった」ことも・・・・。しかし、果して一体どれくらい夜更けまで、あの老人にあんな恥ずかしいことをされ続けていたのか、そして、一体どれほどあの老人に自分の恥ずかしい声を聞かれてしまっていたのか、少女の記憶は余りにも不明瞭だったのだ。目覚めた今も身体はだるく、喉はカラカラで声もかすれたままである。果して記憶のない自分がどれだけ乱れてしまっていたのか、まったく見当もつかない。ならばこそ今の由香利は、十二歳の幼な心のままにも、老人の「今の気持ち」がとても気になってならない。昨夜、「可愛い」と言ってくれた、「これからずっと仲良くしよう」と言ってくれた、「何の心配も要らない」と言ってくれた老人の今の気持ちが・・・・。もしも、嫌われてしまっていたとしたら・・・・。
しょんぼりするそんな由香利の様子は、まさに子供の表情である。五十代も半ばの静代にしてみれば、余りにも容易に心の中まで見透かせるもの。だからこそ静代は、世話役として彼女と一緒に暮らす大人の自分こそが、彼女の心根がいつまでも明るくほがらかで素直なままであるように導いてやらねばとの強い責任を感じてならない。早速、由香利の落胆を払拭するべく、少女が望んでいるであろう言葉を用意する。
「ご主人様はとても喜んでいらしたわ。今朝も東京にお帰りになられる前に『昨夜の由香利は本当に素直で“お利口さん”じゃった』って、満足そうにおっしゃっていたわ。由香利ちゃんのことを大変お気に召していらっしゃるみたい、今夜もおみえになるそうよ」
「えっ、・・・・」
そんな静代の言葉に少女の俯いた顔が上がった。が、嬉しそうな笑顔を一瞬見せたかと思うと、たちまち少し複雑な表情を織り交ぜ、伏せ目がちにほんのりと頬を朱に染めた。きっと“お努め”のことがまだ気恥ずかしいのだろう。だが、それでいいのだ。乙女としての恥じらいや慎みを失った途端、こんな美貌も並外れた愛くるしい少女とて國兵衛の寵愛をあっさり失うことは必至なのである。そんな少女を静代は今まで何人となく見てきた。まだ年端もゆかぬだけに貞操や恥じらいの何たるかも知らず、無垢なるが故にとかく環境の順応に早い少女たち。未成熟なそんな心根で、老巧な國兵衛に無理やり性の快楽の味を教え込まれてしまえば、たちまちそれにのめり込んでしまうものだ。しかし、國兵衛はそれを少女たちに望んでいながら、それでいて少女たちが恥じらいの色を失った途端“興ざめ”してしまう。どれだけ肉体を開発されようとも、決して「乙女の慎み・恥じらい」だけは失ってはいけないのである。
静代はさりげなく、俯いたままでいる由香利の小さな裸体に目を配った。白くて清楚な十二歳の素肌のあちこちには、今も國兵衛の施した接吻の痕や彼の唾液の乾きが付着したままである。少女の座しているお尻の辺りの白い敷布には、静代の「想像していた」通り、恥ずかしい薄黄色いシミが広がっているのがわずかに伺える。
(まだ十二歳なのに・・・・、結構感じやすい子のようね・・・・、これなら、きっと今夜にでも・・・・)
由香利には知らせていなかったが、静代は昨夜、この寝室とは襖(ふすま)をたった二枚隔てているだけの、二つ隣りの六畳の居間に寝床を取って休んでいた。國兵衛が屋敷に泊まっている際は、必ず彼女はその六畳の居間で休むようにしている。寝床で國兵衛の相手をしている少女たちが急にグズって彼の手を焼かせたり、無作法をしでかさないかどうか耳をそばだてているのである。それに高齢の國兵衛に万一があった際には、すぐにその気配を察知して駆けつける為でもある。つまり、昨夜も静代は眠ることなく、ずっとその部屋で由香利の初々しい喘ぎ声を耳にしていたのである。そして、襖の向こうから聞こえて来る少女の荒い息遣いが次第に切迫し始め、カン高い嬌声となって大きく響いてくるたびに、手元の和紙を小さく千切ってはそれを細くねじって「紙縒り(こより)」にし、枕元に並べていたのだ。結局、少女の喘ぎ声が完全に聞こえなくなった明け方四時すぎまでに、紙縒りは何と9つも彼女の枕元に並べられた。そしてその間、破瓜の痛みを訴えるような少女の悲鳴や絶叫は皆無だったのである。
静代にとって、今夜は気を抜けない一夜になりそうである。もしも由香利が破瓜の痛みに耐えかねて暴れもがきだせば、たちまち静代の出番だ。懸命に、そして優しく、少女を宥め落ち着かせ、それでも駄目な場合は、暴れる少女の両手を押え込んで國兵衛の手助けをするしかない。破瓜の激痛に泣き喚く少女たちの余りに不憫な姿を、静代は何度も見てきたのである。
「由香利ちゃん、お風呂の支度が出来ているわ。お湯が冷めてしまわないうちに入っていらっしゃい」
そう言って静代は、昨夜より脱がされた時のまま布団の隅で押し潰れされていたであろう少女の純白の浴衣を手に取り、それを広げて少女のか細い肩先からその小さな背中全体を覆ってやった。
物静かにコクリと小さく頷き、はだけた浴衣の前元をその小さな両手で押し隠しながら、由香利はスッと立ち上がり、トコトコと部屋を出て一人浴室へ向かっていった。その歩く後ろ姿は子供のまま。それを見詰める静代の心は複雑に揺れるばかりだ。
しかし、今も静代の耳奥には、艶っぽくも可憐で初々しい十二歳の喘ぎ声と、生まれて初めて“女の悦び”を味あわされてしまったことを物語るような、あられもない少女の黄色い嬌声というものがしっかりと残っていた。そしてそれは間違いなく、少女が國兵衛と一夜を共に過ごしたこの寝室、この布団の中から、襖二枚だけを隔てて静代の休む部屋に明け方まで延々と漏れ響いていたのだ。
そして、昨夜の「証し」はそれだけに留まらず、静代の前に敷かれている布団の上には、少女のお尻が臥していた辺りの白い敷布に、明らかに少女の恥ずかしいそれと判るような、薄黄色いシミをはっきりと広げていたのだった・・・・。
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《注意》
この物語はすべてフィクションであり、登場する如何なる人物、団体、国家、人種、地名及び地域等、すべてが架空のものです。また、男性にとって有利とも受け取れる女性の心情に関する心理描写、及び身体機能の記述は、すべてが事実と異なる誤ったものです。
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