「ときめきLOVEレッスン」 岳瀬浩司著
★レッスン4
純平の目には、余りにもショッキングな光景が映し出されていた。
まるで夢を見ているかのようだった。平穏な日曜日の日中に、まさかこんなことが起きるなど、予想どころか今でも信じられない。自分も美和もまだ中学生なのだ! それに、何ひとつ悪いことなどしていないのだ!
それなのに・・・・。
(美和・・・・、一体何でこんなことに・・・・)
大人の男の欲望行為というものを初めて目の前にする十三歳の少年とて今、占い師の男性が美和に何をしているのか、まったく知らない訳ではなかった。それは間違いなく、美和の大切なものを奪い、彼女を傷付ける行為だった。
『ううぅぅー・・・・、ううう・・・・』
かなり痛いのだろう、美和が弱々しい呻き声を漏らしている。自分と同様に暗示で体の自由が奪われている美和の抵抗は、余りにも力無い。春回という占い師の男に押し潰されながら、好き放題に体を弄ばれ続けている。
(美和・・・・)
純平はそんな美和から目を背けることすら出来なかった。こうして美和が占い師に犯されている光景をひたすら見ているより他は無かった。体がまったく動かない。声すら出せない。しかも――、
『よしよし、おぬしが初めて男を迎え入れているところを、純平クンにも見てもらおう』
男がそう言い、組み敷いている美和の向きを変えた。その途端、まるで頭を鈍器で強打されたような衝撃が純平の眼に飛び込んできた――。
美和の秘裂を大きく押し開けて、その太くて茶色びた男性のそれは、完全に美和の中にめり込んでいた。それが出入りを何度も繰り返しているのだ!
純平の目に、男のそれは兇器として映っていた。中学生の自分のものとは比べ物にならない威容を誇り、何度も美和の中へと強入していくその迫力を前に、愕然とするばかりだ。どれだけ深く美和のお腹の奥まで潜り込んでいるのか、美和の受けている肉体的苦痛を想像するだけで純平の体は自然と鳥肌を立てていた。
淵から流れ出ている美和の血は、赤かった・・・・。美和の肌が白いだけに、それは一際目立っていた・・・・。もう、完全に手遅れだった・・・・。美和の貞操が完全に奪われた証だった・・・・。
(ウウッ、美和・・・・)
そんな光景を目の当たりにしながら、いつしか純平は涙を流していた。そして、その涙に秘められたものは、決して幼馴染の少女への憐れみや同情だけではなかった。そう、今になってようやく純平は、美和への自分の気持ちが単なる幼馴染で片付かなくなっていたことに気付かされたのだ。
(美和・・・・・・・・、美和・・・・、美和・・・・、ウウッ・・・・・・・・)
純平は無力な自分に、泣き叫びたかった。何度も心の中で泣きながら美和の名を呼ぶようになっていた。
そんな少年の目の前で、尚も美和への男の行為は続いていた。
「おおっ、締まるぞ締まるぞ、フフンッ、おおっ、オッ、オッ―――」
純平の涙など、何ら関知せず、実も世も無い情けない喘ぎ声を漏らしながら、重雄は抽送に励み続けていた。心ゆくまで十三歳の初花の味を堪能する。この緊縮感、まさに思春期の少女の体だけが備えた喜悦の坩堝(るつぼ)だった。
重雄は少女の奥まで道を附けるようにして、浅く引いては突き込み、また少し引いてはグイと根元まで押し入れつつ、膣肉の絡み具合や、その際に見せる少女の表情を心から愉しんでいた。
「ううぅぅ・・・・、ウウゥゥーッ・・・・、お願い・・・・もうやめて・・・・、ウウゥゥーッ・・・・」
少女はもはや呻くのが精一杯らしい。が、たまにそう言って瞼を開けて、涙の滲む瞳で自分にそう哀願してくる。が、重雄にすればそんな打ちひしがれたしおらしさこそが、処女の処女たる醍醐味であり、二度三度と交わりを重ねていくに連れて、やがては必ず消失してしまう貴重なものだった。それにどんな動機にせよ、こんな可憐な美少女と、見詰め合いながら行為に耽るのは、とてつもない興奮を誘うものだ。まるで和姦で少女の肉体を味わっているかのような錯覚に包まれてしまう。だからこそ、何かと少女に声を掛けてやる。すると、またしても痛みを堪えながら、瞼を開いた少女の瞳がこちらを見詰め、その可憐な口元からも可愛い哀願が漏れ出てくるのだ。
「よしよし、いい子じゃいい子じゃ。もう少しの辛抱じゃぞお、クウッ、フフンッ、ふぬっ、ンオッ―――」
何とか暴発を避けて、少しでもこうして初粘膜の感覚を味わい続けたい重雄だったが、さすがに切羽詰ってきた。何しろ、道を附けるような抽送にいくら励んでも、少女の膣径がすぐに狭まり、ややもすれば肉棒が押し出されそうになるくらい、少女の膣粘膜は窮屈なのだ。一回引いて、また奥まで突き送ろうとすると、またしても道なき柔肉の熱い詰め物に、これから初めて亀頭を潜らせていくかのような得も言われぬ快美感が亀頭の先から背筋へと伝い、頭のてっぺんまで突き抜ける。しかも、ペニスを引けば引いたで、周囲の柔肉全体が亀頭に寸分なくまとわり付いてきて、カリの部分に強烈な快感が巻き起こってしまう。
「クウウッ、、なんのこれしき、ウッ、小娘の分際で、ここまでわしを追い詰めるとは、ウウッ、ウホォッ―――」
重雄にそう言わしめる程に、美和の処女器官の絡み付きは凄まじかった。まだまだ襞粘膜も未完成な年頃にあって、骨盤の開き具合も乏しい体付きだが、だからこそ重雄は甘く見ていた自分をそう言って奮い立たせていた。もはや小娘と侮れない。いや、相手が小娘ならばこそ、ロマンチストな重雄は少女の肉壺というものに秘められている魅力の真髄というものに、以前から既に気付いてもいた。少女の体の内側にたくさん詰まっている「未来」とか「夢」や「希望」、「生命力の息吹き」というものが、まさに今も重雄の肉棒に絡み付き、押し入るも引き抜くも困難なまでに、少女の胎内一杯に熱くひしめき合っているのだ!
「クホォッ・・・・わ、若さとは、実に素晴らしいもんじゃ。オオッ、し、締まるぅぅ・・・・」
もはや、重雄とて限界を悟った。ならばやはり締めくくりは、夢や希望などが熱くひしめくそんな少女の穢れなき胎内に、みずからの魂の宿るエキスを思うがままに注ぎ込みたいという衝動を実行するのみだった。根こぶに力を込めて一気に放流すべく、最後の抽送の大きな一突きにタイミングを合わせ、遂に重雄は吼えた。
「うおっ、出、出るぅぅうっ!」
(ドッビュゥゥウウゥゥーッ―――! ドビュウウゥゥッ! ドビュッ! ドピュッ、)
重雄は射精(出)した! その柔らかな熱源の奥深く、少女のウエストの内側、その一番奥に向って、一気に白濁の潮流を放出していく――!!
「ヒイィッ! いやあああ・・・・アウゥゥーッ・・・・」
精を注ぎ込んでいる最中の小さな対象物が重雄の下でそんな弱々しい悲鳴を上げた。射精を続けながら少女と目が合う。重雄は快楽に蕩けた顔で少女の目をじっと見詰めながら、尚も少女の胎内でペニスを脈動させ続けた。射精の快楽に耽りつつも、少女の様子をじっと注視する。生まれて初めてその胎奥に男の精を注がれた時、少女によって示す反応というものが大きく異なるがゆえだった。重雄にとってこうした興趣もまた、何十人もの処女の体を味わってきたからこそ到達出来る少女たちの蒼い肉体の愉しみ方の一つだった。
「ああ・・・・、あっ・・・・、ああああ・・・・」
痛みばかりが先行する中で、美和が生まれて初めてのそれをはっきりと知覚できている訳ではなかった。が、美和の体はすっかり鳥肌を立てていた。胴震いとて止まらなかった。直前に言い放った春回の「出る」という言葉の意味だけでも充分過ぎたからだ。それなのに、動きを完全に止めた春回の気持ち良さそうな表情と、自身の秘所に楔のように打ち込まれている彼の生殖器の突然の脈動は、男の射精という現象をありありと美和に物語っていた。
(そんな・・・・こんなことって・・・・ウウッ・・・・まだ出してる・・・・?)
弱々しくその泣き顔を左右に振りながら、美和は喜悦に綻びきった春回の顔を、哀願の眼差しで見詰め続けた。今やもう、それくらいのことしか出来なかった。余りのショックに許しを請う言葉すらも見付からなかった。涙に潤んだその大きな瞳は、物言わぬままにも、春回に大人の情けというものを一途に求め訴え続けていた。まさかそんな自身の表情や仕草が、春回の目には媚びて甘えた仕草に映り、彼の興奮や歓喜を更に昂ぶらせてしまっていることにまったく気付きもしないままに・・・・。
(美和ぁぁーっ! 美和ぁぁあああぁぁっ―――!!)
純平とて春回の臀部が痙攣し始めたのを目にして、彼の身に起きている現象を察知していた。心の中で何度も美和の名を叫ばずにはいられなかった。が、無情にもそんな純平の見守る目の前、その太くて長い威容を根元まで完全に美和の中に埋め込んだまま、春回の臀部の痙攣は延々と続いた。
そして「フホオォ〜ッ」と長く万感の満ちた吐息を漏らし、ようやく春回の体は美和を押しつぶすようにしてゆっくりと脱力していった。今も美和の中にペニスを深々と埋め込んだままに・・・・。純平は春回の「終わり」を完全に悟った。
やがて、純平の目に、春回が美和の上から身を起こすのが映った。が、それと同時に目に映ったものに、純平は眼が釘付けとなっていた。春回のペニスが美和の中から押し出されるように抜け落ちるや、美和の純潔を奪われた直後の部位が、純平の眼に容赦なくあからさまに飛び込んできたからだ!
美和のそこはポッカリと口を開けたまま、たちまち朱の混じる白濁の液体をドロォォッと逆流させ始めた。美和の白い腹部や胸部が弱々しく波打つごとに、ポッカリと口を開いていた美和のあそこが、見る見る急速に口を閉じていく。が、それでも、まるで濡らした綿のような白い濁液が、赤い筋を混ぜながら、美和の中から次々と液塊となって溢れて出ていた・・・・。
純平は心の中で泣いていた・・・・。
「ふう〜っ、いっぱい射精(出)したわい。やはり若い生娘は良い味じゃあ、ホッホッホッ―――」
少女の秘芯から逆流してくるザーメンの量の多さに、重雄の恭悦ぶりは相当なものだった。確かに、四十を過ぎた肉体でありながら、このザーメンの量は一回のものとしてはかなりのものだった。それだけに、どれだけの歓喜と快楽に包まれながら重雄が少女の膣内(なか)に射精していたのか、窺い知るにも余りあるだろう。
(フッフッ、一昨日はサボらずに店を開けた甲斐があったわい。こんなに可愛い子だし・・・・しばらくはこの子の体をたっぷりと愉しむか・・・・。この町にも長くは住めなくなりそうだが・・・・)
重雄にとって、占い師の仕事はまさに趣味と実益をもたらしてくれるものだった。が、決まってこうした趣味の満喫が仇となって、結局は各地を転々としなければならなくなっていることもまた事実だった。そして重雄がこの街に引っ越してきてまだ二ヶ月余り。今度こそはこの街を長居の住処にしようと、しばらく自重はしてきたが、美和の魅力を前にして、またしても悪い癖が出てしまった形だった。
が、そんな重雄に悔いなどある訳が無かった。これだけキュートな女子中学生の処女の新鮮な体を、思う存分に堪能し終えた直後だったからだ。
「ウウウッ・・・・、グスッ・・・・、うっ、うっ・・・・」
少女がその小さな裸体を丸めて嗚咽し始めたのを、欲望を満たし終えたスッキリした笑顔で見下ろす重雄。破瓜の儀式を終えた直後の少女たちが見せるそのうちひしがれた様子は、何度見ても感動的だった。少女の悲嘆ぶりが大きければ大きいほど、奪ったモノ、貪り尽くしたモノの価値の大きさというものがひしひしと重雄の胸に去来するのである。
昔も今も無理やり破瓜の儀式を施してやると、決って少女たちは被害意識を強くしてメソメソと泣くものだった。が、最近の少女たちは昔の頃と比べて、貞操観念が薄まってきていると重雄は感じている。だからこそ心理操作も昔よりは格段に楽になった。それに危ない橋を渡っている以上、重雄とてたった一度の「つまみ喰い」だけで自分好みの美少女を簡単に手放すのは、実に惜しいことでもあった。
やがて重雄は腰を上げると、純平のすぐ傍へと近付いた。そして、暗示が強くて顔を上げられぬ純平の目の前に右手を運ぶと、「パチン」と指を鳴らしながら言った。
「次は君が彼女とセックスする番だ。彼女をなぐさめてやるのじゃ」
(―――!!)
純平が驚いたのは春回の言葉ではない。その言葉を頭で理解するよりも先に、自分の体が動くようになっていることに気付いたからだった。そして、顔を持ち上げた純平はすぐさま怒りを込めた眼差しで春回の顔を睨み付けた。ところが――、
「何をクズクズしておるのじゃ! 彼女の心配が先ではないのか!!」
思わぬ迫力で春回に叱咤され、純平の怒りの切っ先はたちまち折れた。と同時に、春回の魔法のような能力への畏怖の念を思い出してしまい、睨み付けるどころか春回の顔を見ることすら怖くなってしまった。純平は立ち上がることも出来ず、春回から顔を逸らし、俯いてしまった。
俯いてしまった純平に春回は、今度は穏やかに諭し始めた。
「純平クン、これは儀式なのじゃ。この儀式を望んだのも、君をここに連れてきたのも、すべては美和クンなのじゃ。ここでおぬしが勇気を出さねば、儀式は失敗に終わり、美和クンはわしに処女を奪われただけの悲しい結果で終わってしまうぞ? それでも良いのか?」
純平は美和の傍に行くことにした。確かに春回の言うとおり、美和を慰めてやれるのは、今ここには自分しかいないと思えたからだ。
純平はゆっくりと立ち上がってマットレスの上に足を踏み出すと、春回の横をかすめ通り、全裸を小さく丸めて小刻みに震えながら嗚咽する美和のすぐ傍へと膝を付いた。
「美和・・・・」
震える美和の肩先に純平が手を当てたその時、突然美和が純平にしがみ付いてきた。
「ウウッ、ううう、純ちゃん・・・・、ウッウッウッ・・・・」
何を言ってやればよいのか、どうしていいかも判らず、純平はしがみ付いてくる美和の小さな裸身を抱き締めてやった。
そんな二人の様子をすぐ近くでニンマリと見詰める春回。そして、
「純平クン、グスグズしておってはならんぞ。美和クンのことが好きなら、早く一つに結ばれるのじゃ」
何と二人に向ってそう言い放ちながら、春回が再び指をパチンと鳴らしたのだ。
春回が指をパチンと鳴らす音に驚いた純平だったが、美和とて嗚咽が止まった。
覗き込む純平と顔を上げた美和の目と目が間近に合う。果たして今の自分の気持ちが本心なのか、それとも春回の暗示に掛かったままなのか、純平は戸惑っていた。戸惑いながらも、美和と見詰め合う。
泣きはらした赤い瞳が今も涙に潤んでいて、純平は心臓の高鳴りが抑えきれない。若きカルマに股間が熱くなるのを感じる。が、あのようなショッキングな現場を見せられた後とあっては・・・・、いや、それの一部始終を見せ付けられた直後だったが故に、純平の蒼き衝動はくすぶり続けていた。美和の気持ちを思い遣ればこそ、その衝動にブレーキが掛けられているに過ぎないのだ。
しかし、美和が純平の目を見詰めながらコクリと頷いた。それを見た瞬間、純平の心の中でブレーキは吹き飛んだ。
「美和っ!」
「あっ、純ちゃん」
純平は鼻息も荒々しく美和の肉体を求め始めた。少年の手が、唇が、少女のあちこちをまさぐるように這う―――。
「あっ、あ・・・・あっ、純ちゃんっ、んあっ、あっ、ヒッ・・・・」
純平の若さゆえの乱暴な手付きにも、美和はおとなしく身を任せた。
美和に心の準備があった訳ではなかった。ただ春回の言った『美和クンのことが好きなら』という言葉に反応してしまい、狼狽している純平のことが不安になってコクリと頷いただけであった。
「あ・・・・あふぅ、純ちゃん、あ、あんっ・・・・」
しかし今、美和は純平が自分を求めてきてくれていることを歓びとして受け止めていた。春回に穢された自分なのに、そんな体を求めてくれている純平の気持ちに、今はすべてを委ねるしかなかった。こうしなければ、二人の仲は終わると思っていたのだ。
「ハァハァ、美和っ・・・・」
最初こそ、美和の可憐な乳房に執着を示して、揉んだり吸ったりしていた純平の顔が、美和の目の前に迫った。
「ん・・・・」
純平に唇を吸われ、美和は頭の中がジ〜ンと痺れた。思わず純平の首にその細くて白い腕を絡めた。少年の歯がガチガチと前歯に当るも、美和の心は唇の感覚にすっかり酔っていた。
そんな幼いカップルの睦み合いに春回が再び横から口を挟む。
「早く純平クンも服を脱いで裸になるのじゃ。美和クンのすべてを純平クンのものにしてあげなさい」
春回のその言葉に従うかのように、美和は純平の首に絡めていた両腕を解き、純平も美和と重ねていた唇を離して身を起こした。そして、興奮に逸る気持ちからなのか、純平は慌ただしく衣服を脱ぎ始めた。
ズボンこど白いブリーフも一気に下ろした純平の股間から、まさしくニョキンと勃起したペニスが飛び出した。包皮が剥けつつあるものの、亀頭の大部分が皮に包まれた若々しいペニス。春回のモノと比べるとすれば、色がとても奇麗で、細くて小さかった。
居ても立ってもいられないとばかりに、重雄の見ているすぐ目の前で、少年は鼻息も荒く再び少女の体を抱き締めていった。少女の両脚の間に腰を割り込ませもせず、少女の太腿あたりに勃起したペニスを押し当てて、腰をぎごちなく揺すり続けている。しかも少女はじっとしたまま、そんな少年の行為に身を許すばかりだ。これではそのうち少年が、挿入を待たずして果ててしまいそうである。
仕方が無いので重雄は純平に手ほどきをすることにした。
「純平クン、焦らずに少し落ちつくんじゃ。美和クンの両脚を開いて、彼女の大切な部分に純平クンのペニスを挿入してあげなさい。それこそが愛の証じゃ。二人の心と体が結ばれるということなんじゃ」
少女が拒めないようにわざと美化した言葉で、春回はそう言って少年に交合を促した。
言われるままに少年は両手で少女の足を掴むと、そのまま少女の両脚を左右に押し開いていった。女の扱いを心得ていない分、かなり大胆な行為だった。
「あ、やだ、あ・・・・」
美和の意識は甘くジ〜ンと痺れたままだったが、さすがにこれにはたまらずにその小さな両手で自身の顔を覆った。こんな明るい部屋の中で、愛する少年の手によって今、カエルを裏返したような格好を取らされているばかりか、まったくの無防備のまま、自分の最も恥ずかしい部位を見られているという羞恥が、美和の思考を根こそぎ奪った。
少年になされるがままじっと動かなくなった少女。重雄の目論見通りにことが運ぶ。ならば女性経験が皆無な少年にとっても、その行為の進展を確かなものに出来る筈である。何より少年はつい先程まで、一体どのように女体と交われば良いのか、重雄に嫌というほど見せ付けられていたのだ。
羞恥に染まっている少女を思い遣る余裕も失った少年は、春回の行為を真似て更に大きく少女の両脚を割り開き、少女の秘裂の間にペニスの先端を押し当てていく。
「あうっ・・・・、あっ、ああああっ!」
おそらくそれは偶然に違いなかった。しかし、姿勢を低くして、そこを間近に覗き込んでいる春回の目は、少年のペニスが少女の中へとズプズプと沈み込んでいく決定的瞬間を捉えていた。
(おお、これが初めてであろうに、たった一発であんな小さな穴を探り当てるとは大したもんじゃ!)
心の中で重雄は純平のことをそう感心していた、のだが、それも束の間―――。
「うっ、美和ああぁっ! アウッ―――!」
何と抽送とも呼べぬ短いスラストを二、三回繰り返しただけで、その動きを止めた純平の腰がピクピクと痙攣し始めたのだ。いくら童貞の少年には刺激が強過ぎたとはいえ、これには重雄も唖然とした。
やがてグッタリと少女に覆い被さる少年。まるでそれだけで満たされているかのように少女の両手が少年の背中に回っていく。幼いセックスの何ともいえぬ微笑ましさを重雄は二人に見ていた。
純平は生まれて初めての喜悦にすっかり頭の中が白くなっていた。決してオナニーでは味わうことの出来ないその熱くぬめった感触にキツいまでに包み込まれながら、青春が凝縮された白き液体のスパイスをどこへとも自覚なく放出していた。そう、美和の膣内(なか)で、たっぷりと。そして心地良い疲労感に任せて、美和の上に体重を預けていったのだった。
押し潰している小さな美和の体の、その柔らかさや温もりというものに、純平は心の安らぎを覚えていた。
往々にして純平くらいの年頃の男子は、視覚的にグラマラスなボディーにこそ女を感じるものだ。バストやヒップは大きければ大きいほど、その反面においてウエストのくびれが際立てば際立つほど、そこに女を意識するのである。純平とてその点は例外ではなかった訳だが、もはや今は違った。
美和の蒼い肉体に対する愛着というものが、純平の心に次第に芽生え始めていた。いつまでもずっとこうして美和と体を一つに結んでいたいと心から思えた。そして、完全に萎えたペニスが美和の秘芯から押し出されてしまわないようにと、しっかりと腰を圧着させていた純平だったが、とうとう美和の中から押し出されてしまった。
「あ・・・・」
純平に押し潰されながらも、交わった姿勢のまま、真下から純平の背中にしがみ付いてじっとしていた美和の口元から、そんな微かな喘ぎが漏れた。自身の秘部から純平のペニスが抜け落ち、たちまち純平が奥に放った精が逆流してこぼれ出てきたことをはっきりと知覚したのだ。
そして、春回が再び二人に向って声を掛けたのはそんな矢先のことだった。
「そろそろ休憩はおしまいじゃ。儀式はまだまだこれからじゃ。そのままじっとしておるんじゃぞ」
そんな声が降って来て、純平と美和はようやく春回の存在を思い出したくらいだった。二人だけの世界が打ち破られたことより、二人の行為が傍観されていたことを改めて意識してしまったのだろう。美和は恥ずかしさから純平の胸元に顔を隠した。純平とて気恥ずかしさを覚え始めた。しかし、二人の行為の主導権を握っているのが当然であるかのように、春回は二人に命じた。
「お互いにしっかりとお互いの顔を見ていなさい。どんなことがあっても、お互いの目を逸らしてはいかんぞ。儀式を成功させるも失敗させるも、ここからが誠の本番じゃ」
そう断言されてしまえば、ここまで至った以上、純平とて春回の命令に従うよりなかった。肘を付いて顔を浮かせ、胸元に隠れる美和の顔を覗き込んだ。
美和とて、どうやら春回の命令に従う気持ちらしい。恥ずかしそうに顔を赤らめながらも、ゆっくりと純平の胸元から顔を離し、おそるおそるというふうに顔を上向かせて、純平の顔を不安そうに見詰め返し始めたのだ。
そんな美和の可愛い仕草に見惚れる純平。しかし――、
「ウッ!」
純平は思わずそう呻いて顔をしかめた。何の前触れも無く、純平のお尻の穴を異物が貫いてきた為だ。それは春回の指だった。
「お互いに目を逸らすでないぞぉ」
春回はそう言いながら、純平のアヌスに指を深く突き込み、内部で指先をグニグニと蠢かし始めた。
「ウウッ、クッ、オワッ、ウッ・・・・」
さすがに純平もこれには慌てた。生まれて初めての感覚に、思わず喘ぎ声が漏れてしまう。異物が、しかも他人の指が、アナルを貫いて内部で動き回るなど、そんなことは初体験だ。若さも手伝って、否応なく反応してまう。純平の思春期の真っ白なペニスは、硬さと体積をどんどん上昇させていってしまった。
「純ちゃん、頑張って」
純平が両目を大きく見開きつつ喘ぐ表情をじっと見詰めながら、美和は不安になりながらもそう言って純平を励ました。純平の全身が強張っているのも、肌でしっかりと感じていた。苦悶の表情を浮かべる純平の身に果たして何が起きているのか、純平が春回に何をされているのか、皆目判らなかったが、春回に命じられたままに純平と見詰め合うのを止めるわけにもいかなかった。何より、喘ぎながらその表情を刻々と変化させながらも、純平がこちらを見詰めている。彼の頑張りに応えるためにも、美和は純平の目をじっと見詰め返す。
「う・・・・、クゥ・・・・、ハアハアハア・・・・」
苦悶のように見えていた純平の表情がようやく和らいだ。純平の全身から力が抜けていくのも判った。美和の胸中にはまるで自分のことのように安堵感が広がり始めた。が、その矢先、美和は自身の秘芯に何かが押し当てられたことを感じ取った。回復を遂げた純平のペニスだった。
「あ、あうっ・・・・」
春回は、純平の勃起したペニスに指を添え、美和の膣口にその先端を当てがいつつ言った。
「よしよし美和クンは動くな、そのままじっとしておれ。今から純平クンが入っていくぞ。よし、純平クン、そのまま腰を前へ突き出していきなさい」
すると純平は春回のその言葉に態度ですぐ答えた。春回も素早く少年のペニスに添えた手を引っこめた。
「うっ」 「ウッ」
二つの若い呻きが重なり、同時に少女の部分に少年の蒼い生殖棒がズプズプと潜り込んでいく。すっかり道が通された少女の器官は、根元までしっかりと少年を迎え入れていく。
「よし、そのままじっとして、純平クンも決して決して動くでないぞ。互いに目を逸らさずに相手の顔をじっと見詰め、お互いをいたわり合い続けるのじゃ」
純平は春回に言われるままに腰を動かすことなく、結合を遂げた美和の顔をじっと見詰めた。
「やだ・・・・恥ずかしい・・・・」
美和の瞳はなかなか定まらなかった、いや、それどころか純平に見詰められることに耐え兼ねてとうとう純平から顔を背けてしまった。いくら好きな相手とはいえ、いや、好きな相手であればこそ、こんな明るい部屋の中で一つに結ばれながら見詰め合うなど、思春期の少女にとっては最も恥ずかしいことだったのだ。
しかし、そんな奥ゆかしく羞恥に染まる美和の仕草は、間違いなく純平の心に火を付けていた。二度目の交わりだけに、多少の落ち着きをもって臨んだ純平すら、見る見る鼻息が荒くなるまでの可愛い仕草や反応だった。腰を突き動かしたい衝動に駆られた、まさにその時だ。
「ヒッ、アウウッ!」
組み敷く美和の体が純平の下でギクンと大きく反り返って硬直し、その瞳を大きく見開いた。
「あ、アウッ、いやああぁっ、だめぇっ! あっ、あああぁぁーっ!」
美和の凄い反応に驚く純平。が、更に強い緊縮感で美和の女性器粘膜がキュゥゥーッと純平のペニスを締め付けてきた。純平はようやく春回の行動に思いが至った。どうやら今度は、美和のアヌスに春回の指が入っているらしいのだ。が、美和の肉体の反応は思いのほか凄い。余りのくねり悶え様に結合が解けてしまいそうだった。
「いやああっ、やめてぇぇーっ!」
「純平クン、しっかりと美和クンを押さえつけて、なだめてやるんじゃ。少しも目を逸らさず、おとなしくしておくように説得しなさい」
キュッキュと締まる美和の温かい膣の未曾有の快美感こそが、純平の気持ちを突き動かしていた。少しでも長く美和の中にペニスを挿入して、この快楽に包まれていたい。ならば純平は春回に命じられた通り、美和の裸体を強く抑え付けるように抱き締めて、深い結合をしっかりキープしながら、鼻息荒く美和に語り掛けた。
「美和、頑張れ。美和っ、頑張れ、美和っ!」
「イヒィィッ、いっ、純ちゃ、んあっ、あううっ、いやあああぁぁぁっ!」
美和にとって、甘美な気持ちも何もあったものではなかった。好きな少年と結ばれる恥じらいと歓びの最中に訪れたのは、あろうことか無防備だったアヌスに対する春回の指での悪戯だった。羞恥を感じている暇さえ与えてもらえない。春回の指はまるで芋虫のように美和のお尻の中で蠢き続ける。頭のてっぺんまで一気に電撃が突き上げ、声を出さずにはいられないまでの凄い衝撃が、アヌスから全身にまで広がるのを防ぐ手立てが無い。
「アアアッ、んあっ、あっ、アウゥゥウウゥーッ!」
「美和、頑張れっ! うっ、だ、大丈夫だからおとなしくしような」
「あっアゥッ、いやあぁっ、純ちゃん見ないでェッ、あっ、あっ、あああぁぁぁーっ!」
春回の巧みな指遣いに翻弄されるがまま、美和はひたすら喘ぎを噴き溢していた。肉体の反応とて抑えきれるものではなかった。しかも大好きな純平に抑え付けられ、顔をじっと見詰められているのだから堪らない。
「頑張れ、美和っ!・・・・ウッ、―――?」
純平はハッとなった。美和の膣内に挿入している自身のペニスの裏筋を一瞬何かがなぞったのだ。甘美な緊縮感で包み込まれる中にも、美和の悶絶を封じ込めながら、更に意識をペニスに集中してみた。するとはっきりとそれを感じた。美和のお尻の穴に挿入されているであろう春回の指が、自分のペニスに刺激を与えてきているのだ!
「どうじゃ純平クン、わしの指が動いているのが判るか、ほれ、ほれほれ」
途端に美和が反応する。
「ああっ、アウッ、いやああぁぁーっ!」
「うっ、わ、判ります・・・・ウッ」
凄い刺激だ。しかし、それ以上に純平は、春回に心から畏敬の念を抱くようになっていた。アヌスに指を入れる行為など、それだけでも中学生の少年には思いも寄らぬ行為なのである。ましてや指一本だけで、美和の体からここまで凄い反応を容易に引き出してしまうなど、そして、同時に自分のペニスにすら凄い刺激を与えてくる。もはや春回の下賎な発言の数々も、好色を露呈したかのような美和への猥褻行為も、純平の思慮からは完全に吹き飛んでしまっていた。
「良いかね純平クン。美和クンの手を握って、君と見詰め合っておくようにしっかりと励ますのじゃ」
「はい」
重雄は純平の返事を聞くと、美和のアヌスに挿入している指の動きを更にエスカレートさせた。
「ほおら、純平クンのペニスがこちら側でこんなに固くなっておる。ほれほれ、ほれっ、ここを、こんなふうに、こうされると・・・・」
途端に美和の体が反応し、黄色い喘ぎ声が迸った。
「あああっ、いやああぁぁーっ! あっ、あああっ、あああ、やめてぇぇーっ!」
純平の声も息が弾んだ。
「美和、頑張れ! ほら美和、こっちを見て! 美和、美和っ!」
美和の両手をしっかりと握り締め、純平は悶えくねる美和の小さな体を押え付けながら、何度もそう言って励まし続けた。
「あうっ、そんな、ああっ、純ちゃん、見ないでぇぇっ! アアウッ、あっ、あああぁぁーっ!」
春回の指の多様な動き方が美和を心と体を翻弄し続ける。それなのに愛する少年にそんな自分の姿を見詰められているばかりか、両手を強く握られ、何度も話し掛けられ続ける羞恥。次第に頭の中がジ〜ンと痺れ始めていた美和は、ひたすら純平に見ないで欲しいと、いつしか春回が望んでいるように、純平と見詰め合いながら哀願と喘ぎを繰り返すようになっていた。
そんな美和の様子に、純平はすっかり感極まっていた。羞恥に顔を真っ赤に染め上げながらも潤んだ瞳が熱くこちら見詰め返してくる中、美和の口から次々と漏れ出てくる可愛らしい哀願や喘ぎ声、そして甘い吐息。それらのすべてが純平の心を鷲掴みにする。確かに美和には気の毒なことなのだろうが、女の子のよがる仕草がこんなにも興奮するものだということを、純平は生まれて初めて知った思いだ。
薄皮一枚隔てたところを出入りする春回の指の動きが、膣内の純平のペニスにもじかに伝わってくる。ヒクヒクと収縮する美和の膣粘膜の感触、美和の直腸内で蠢く指の動きの一つ一つ、まさに折り曲げ方やひねり方、旋回させた時や奥まで押し入ってきた時など感覚が、隆起を完全に回復させた純平のペニスに、じかにありのまま伝わってくる。そんな中で、美和の敏感な反応というものがまさに目の前にあった。どこをどうされた時に、美和がこんなに喘ぎ、こんなに艶っぽい表情をするのか、すべてが手に取るようにわかる興奮と感動。
「美和っ、美和っ」
「ああっ、純ちゃん、ハァウッ、あっ、あ、アアッ」
純平はもはや我慢出来なくなった。いくらペニスを動かさないままだろうと、間断なく痙攣のようなざわめきが生じている美和の熱い膣内で、強烈な刺激を受け続けていたのだから堪らない。喫水線を超えた蒼い衝動が、暴発への導火線に火をつける。それは耐性の無い余りにも短い導火線だった。
「美和っ、あっ、アウッ、み、美和ぁぁーっ!」
そう声を張り上げながら純平は、春回の命令を破って、ペニスを美和の中でスラストさせた。が、その動きはほんの一瞬で止まり、美和の小さな両手をぎゅっと握り締めながら、美和の中で暴発を繰り広げていた。
「ああっ、純ちゃん! あっ、ああぁぁああぁぁーっ!」
純平を迎え入れていた小さな美和の体が、純平の肉体の硬直に応じるかのように、足の先までピンと突っ張りを見せる。そんな少女のアヌスに挿入していた重雄の指が、これまでにないくらいに締め上げられた。
「オオッ、こりゃ珍しいわい・・・・」
二人して同時に気を遣ったことを察知した重雄は、少女と少年の呼吸の良さに感心した。処女と童貞の中学生カップルでありながら、なかなか体の相性が良いことは間違いなかった。
(これで一丁上がりだな・・・・。こうして少年との縁結びもしてやったことだし、しばらくはこの少年を利用してこの子で色々と遊ぶことが出来るな・・・・)
そんな考えを巡らせながら、重雄は少女のアヌスに潜り込ませていた人差し指を引き抜いていく。
「あふぅ・・・・」
少年の下で弛緩していた少女がそんな吐息を漏らした。
二人はずっと身を重ねたまま、行為後の余韻に包まれている様子だった。長身とはいえまだまだ貧弱な体付きの少年と、脆弱で華奢な少女が交わる構図というものは、大人の重雄から見れば何とも微笑ましい光景だった。
所詮、重雄にしてみれば純平は、少女の恋心を利用するためだけの存在に過ぎぬ少年だった。『当て馬』と呼ぶに相応しかった。そして、すっかり回復していた重雄は、もう一度少女を犯したくなっていた。
「これこれ、まだ儀式は済んでおらんぞ。二人の絆をもっと深くするための仕上げが残っておる」
そう言った重雄は、少女を組み敷いて脱力している少年に場所を譲るよう促し、すぐ傍に少年を留め置いたままで、再び少女の裸体に覆い被さっていくのだった・・・・。
占い師の自宅からの帰路。互いに俯き、言葉も無く、さりとて互いのことを意識して止まない二人・・・・。
いつもならば小走りを挟みつつ少年の速い歩みに付いて行く少女だったが、今や少年の方が少女の歩みに合わせていた。少女の破瓜の残痛を気に掛けている少年の配慮でもある。
互いにその赤らめた表情は俯いたままだった。
やがて、そっと少女の手が少年の手に触れた。が、すぐに離れた。そんなことが歩きながら何度か続いた。そして、握ってくることを躊躇う少女のそんな小さな手を、ようやく少年の手が優しく握った。
先に口を開いたのは少女だった。
「二人だけの秘密だよ・・・・」
そんな少女の言葉に、
「うん・・・・」
少年は素直にそう答えていた。
十三歳の少女にとって、確かにその代償はとても大きなものだった。五万円という大金に加えて、大切なバージンすらも喪失した。が、今少女が包まれている多幸感は、そんな代償の大きさすら忘れさせるほどのものだった。
満たされている今の美和に、春回を恨む気持ちは皆無だった。春回に無理やり処女を奪われるなど、ショックな出来事ばかりが連続した儀式だったが、後悔は無い。むしろ美和にしてみれば、春回の儀式のおかげで、奥手だった純平と、たったの半日足らずでこうして体の関係にまで絆を深めることが出来たことの方が大きかった。本当なら処女を純平にこそあげたかった無念な気持ちも完全に捨てきれないのだが、済んでしまったものは仕方がないと既に心では割り切れている。その辺りは単なる日本の十三歳の少女たちと違って、美和は意外とサバサバしていた。
春回が純平の嫉妬心を巧みに煽りつつ、純平に実地で男女の行為を教えることが狙いだったことに、美和も儀式の途中で気付き始めた。破瓜の痛みを堪えて臨んだ二度目の春回との交わりとて、結局は純平との三回目の交わりを誘う「呼び水」となった。そして、純平との三回目の交わりを終えた後、純平は春回の行為を真似て美和にディープキスを施してきたのである。そのことで強い感動に包まれてしまった美和は、その時点で春回の儀式というものに完全に疑念を抱かなくなってしまったのだった。
こうして身も心も晴れて純平と結ばれ、今や春回のマンションからの帰路にあって、幸せ一杯に包まれている美和。
純平と手を繋いで添い歩く中、美和の秘芯でふと破瓜の傷跡が沁みた。儀式の最後となった春回との三度目の交わりの記憶が、不意に美和の脳裏に蘇る。
軟膏を塗った春回のペニスが、美和の破瓜の傷口を癒すという名目での行為だった。すっかり体力を消耗していた美和だったが、儀式と称されては仕方なく、春回に素直に身を任せた。
春回とてあれだけ汗を浮かべて息を荒くしていたことを思うと、その行為自体は彼を無下に非難できるものではなかった。が、美和が狼狽し、困惑したのは、美和自身の体そのものだった。あろうことか純平が見ている前でありながらも春回との行為が気持ち良くなってしまい、無意識のうちについつい喘ぎ声を延々と漏らし続けてしまっていたのである。
今日まで女性経験が皆無で純真な少年である純平との行為と、人生経験も豊富な大人の男性である春回との行為。比べること自体、純平に悪い気がしていたものの、春回と純平の行為を交互に迎え入れた美和だっただけに、その体感から生じる素直な気持ちだけはとても禁じることが出来なかった。
軟膏の効能もきっとあったのだろう。破瓜の痛みが次第に遠のいていけばいく程、ズンズンとお腹の奥を突いてくる春回の動きで、美和の体はお腹の中がジィ〜ンと痺れたような感覚を生じさせてしまい、頭の中が白くぼやけていった。そして、ふと気が付けば、大きく喘ぎながら、気持ち悪いはずだった春回の体にしがみついている自分がいたのだ。同時に、自分の顔へと注がれる純平の眼差しが、自分の顔のすぐ近くにあった。
それでも美和は、どうしようも出来なかった。大人の春回の巧みな腰遣いや慣れた手付きにはとても敵わなかった。しかも、行為が純平よりも圧倒的に長く続く。そんな春回からの三度目の行為で結局、美和は完全に白旗を上げたのだった。
帰路にあってそのことを思い出した美和は、純平に対して少し後ろめたさを覚えた。そんな乙女心が美和の口元を突き動かしていた。
「・・・・これからも、ずっと純ちゃんだけのものだからね・・・・」
「うん・・・・」
少女の手を握る少年の手に力がこもった。
「あんっ、いたいぃ〜」
そんな甘く可憐な少女の声が湧いたものの、まったく非難めいて聞こえない。それどころか少女はクスッと笑顔を見せていた。
「ずっと、ずっと、一緒だよね・・・・」
「ああ、約束するよ・・・・」
立ち止まった二人は自然と互いに見詰め合い、やがてキスを交わしながら自然とお互いを抱き締め合う。
思春期の心と心。体と体・・・・。
純平の腕に抱き締められる美和の腰あたりに、純平が手に持ったままの黒い鞄が重く押し当っていた。春回から純平に貸し与えられたものだ。
二人の恋のレッスンは、ようやく始まったばかりだった。春回から命じられた通り、美和は来週の日曜日にも、純平と共に春回のマンションを訪れ、二人して儀式に臨むことになっている。純平も既にそのことを春回の前で快諾しており、今や純平の方が積極的だ。
だからこそ美和は少々困惑する。次の儀式の代金は今回の五万円に含まれているらしいものの、来週の日曜日の儀式を迎えるまでに、純平と美和たち二人には、春回からあることが課せられているからだった。その黒い鞄に入っている器具や道具の使い方や注意点などの説明を、純平の傍でずっと聞いていた美和にとって、かなり辛くて恥ずかしい一週間になりそうなのは間違いないことなのである。
が、心優しい純平のことだ。きっと無茶なことはせずに自分の体をいたわりながら、それらの器具や道具を使ってくれることだろう。美和はそう信じているし、鞄の中の大型浣腸器以外の器具や道具には、ちょっぴり「ワクワク」「ドキドキ」もしていた。春回からの行為に比べて、余りにも稚拙であることが既に判明している純平との行為でも、それらの器具や道具がサポート役となって、春回の行為を受け止めた時のように、大きな女の悦びを得られるかもしれないという淡い期待感だった。やはり少女にとって、愛する男性こそから与えられるエクスタシーに勝るものはないのだ。
そして、路上で少年と熱いベーゼを交わしながら、そんな期待を抱く少女の秘芯からは、少年と春回がそれぞれ三度ずつ注ぎ込んで来た大量の精液が、今もトロトロと漏れ出ていたのだった・・・・。
【 新題「どきどきLOVEレッスン」に続く・・・・ 】
《注意》
この物語はすべてフィクションであり、登場する如何なる人物、団体、国家、人種、地名及び地域等、すべてが架空のものです。また、男性にとって有利とも受け取れる女性の心情に関する心理描写、及び身体機能の記述は、すべてが事実と異なる誤ったものです。
<ジュピターインターノベルズ>