「ときめきLOVEレッスン」 岳瀬浩司著
★レッスン3
「だから、ちょっとだけだって。どうせいつもはゴロゴロ寝てるんだから、少しくらいいいでしょ!」
「ダメだって、このゲーム明日には斉藤に返すことになってるんだ。今日中にクリアしたいんだよ」
「何なのよ、それって! ほんとにもう、おとついに私と約束したでしょ!」
「だから、俺をどこに連れてくんだよ。いきなり来て朝っぱらから風呂に入れとか。遊園地も映画見に行ったのも今月の話だぞ。お前に付き合ってたら、俺のこずかいが続かないよ」
「だから今日はお金はいらないの。お風呂に入ってくれたらそれでいいんだから」
「ダメダメ、理由も言わないのにそんなの絶対にいやだ」
日曜日、美和は困った状況になっていた。いつもならゴロゴロと昼近くまで寝ている純平が、部屋を訪れてみると既に起きていて、何やらテレビゲームに熱中していたのだ。しかも、土壇場になって今日はゲームをクリアしないと一歩も外へ出ないと言い張る始末だ。
「お願い、純ちゃん、今日だけはどうしてもあたしに付き合って。本当に大事な用事なの」
「ああっ、おい、こら」
テレビ画面を塞ぐように純平の前に立ち、その小さな手を合わせてそう純平にお願いする美和。実は占い師の家に行くことは伝えていなかった。何だか純平に警戒されて、同行を拒絶されそうな気がしたからである。
純平は慌ててゲームの休止ボタンを押して、美和の妨害によるロストゲームを免れた。そしてようやく、美和が妙に今日の外出にこだわっていることに気付いた。
風呂上りらしく、美和の体から石鹸の匂いがしていた。まだ湿り気を帯びたショートカットも、それを物語っている。
純平は、これは好機だと考えた。この機を逃すと、「図書委員」の話を美和に承諾させるチャンスは二度となさそうだった。
「よし、判った。今日はこれからお前にずっと付き合ってやる。でも、条件がある」
「な、なによ条件だなんて急に」
美和は純平が急にそんなことを言い始めたので驚いた。が、占い師と約束した時間が迫っていた。純平を風呂にも入れないといけない。
「とにかく時間が無いの。何なの条件って?」
「実は来月転校することになってる橋本の代りに、俺が図書委員になる話が決まってる。でも、当番の時はお前も手伝えば、俺と一緒に居られるし、これまで通りに俺と一緒に帰れる。お前もクラスの役に立てば、皆に歓迎されるし、そのうち女友達も出来るだろう。これが条件」
「ええっ? そんな、何で急に。他にも委員やってない男の子がいるじゃない。人前だと純ちゃん、あたしに冷たくするから、あたしは純ちゃんとこうして二人きりの方が―――」
「だからそれが条件」
美和の言い分を遮り、純平はそう言うと、コントローラーのボタンを押してゲームの続きに臨んだ。
純平は美和との駆け引きに勝算があった。この二ヶ月近く、ベッタリと傍に引っ付いてくる美和の態度とか表情とか、ずっと見てきた。困惑ぶりからして、美和にとって今日はかなり大事な用事らしいと肌で感じたのだ。
「もう、純ちゃんの超イジワルっ! 判ったわよ、図書委員でも何でもやんなさいよ! その代わり、早く支度して!」
そこまでは純平の読み通りだった。が、しかし―――、
「えっ? あっ、あああーーーっ!!」
何と美和がゲーム機のアダプタをコンセントから引っこ抜き、クリア直前のゲーム画面が真っ暗になったのだ。
「お、お前、な、なんちゅうことを・・・・」
言葉を失い、呆然とする純平。セーブすらしていなかったのだ。が、美和は容赦しない。
「はいはい、立ってすぐにお風呂。もう時間が無いからシャワーよ。頭もちゃんと洗ってよ」
そう言って美和は二階の部屋から、一階の風呂へと純平を追い立てたのだった。
一人美和は純平の部屋に残り、衣類のタンスから純平の衣服や下着を取り出し、純平の着替えを用意し始めた。
「もう、純ちゃんが悪いんだからね。よりにもよってあの子と一緒の図書委員だなんて・・・・」
日本の男の子がテレビゲームに興じていることも、最近のゲームはクリアが難しいことも、自分のしでかした行為でどれだけ純平がショックを受けたのかも、美和はすべて判っていた。本当ならぶたれかねないくらい純平が怒っていても不思議ではない。でも、優しい純平が自分に手を上げることはないことも知っていた。だからこそ、やってはいけない行動だったが、純平の中の一人の少女の存在を思った時、不安と嫉妬が美和をそこまで駆り立てていた。
純平の口から「図書委員」という名前が出た時点で、美和の心の中には図書委員の女子の名前と顔がすぐに浮かんだ。あの「藤塚麻美」だ。
やはり、抑えていた胸騒ぎが本格的なものであることを知った。そう、女の第六感というのは、ましてや好きな相手が絡んだ問題ともなれば、鋭い。新学期が始まってから数日で、美和は純平の目線が一人のある女子生徒を自然に追いかけていることに気が付いた。それが「藤塚麻美」だった。
占い師の予言通りだった。あれだけ純平の近くに付いていても、水面下でそんな話が進んでいた。本当にうかうかしていられない。やはり儀式を申し込んで正解だった。
しぶしぶ純平の条件を呑んだのも、儀式の成果を信じればこそだった。
純平の着替えを用意して、トントンと階段を降り、風呂場へと向った。
水音が騒がしいバスルームの扉を美和は何の躊躇いも無く開けながら純平に声を掛けた。
「そこに着替え置いとくね」
「うわっ、急に開けるな」
「いいじゃん、男の子がそんなことで恥ずかしがってちゃダメよ。何なら一緒に入る?」
「ば、バカ。さっさとドアを閉めろって」
エコーの掛かったそんな二人の声が、バスルームからにぎやかに響きわたるのだった。
美和と純平の二人は、駅前の商店街に隣接するマンションの一室を訪れていた。
紺色の作務衣姿で現われた占い師の春回は、中学生にしては背の高い純朴そうな少年を連れてやってきた美和を見て、目を細めて頷いた。背の高い純朴そうな少年と、少年よりもふたまわり以上も小さくて、目のパッチリとした美少女。若いカップルとしては、誰が見てもお似合いだ。
少女は黄緑色のノースリーブと赤いコットン生地のミニスカートといった軽装で、薄暗い占い館にやってきた制服姿に比べて、更に細く春回には思えていたが、何よりこうして明るい場所で彼女を改めて見てみると、その小さな顔に大きな瞳の愛くるしい美貌もさることながら、身長が低いわりには脚はスラッと長くて、最近の若い子達のスタイルの良さに驚かされた。
春回は若い二人を奥の部屋へと招き入れると、その場に腰を下ろすように命じた。
「君が純平クンかね? わしは占い師の宝徳院春回という者じゃ。美和クンの相談に色々と乗っておる」
「・・・・どうも」
純平は緊張を隠せなかった。まるで仙人のような占い師との対面にも驚いたが、それ以上に彼の身を固くさせたのは、通された部屋の何とも異様な雰囲気だった。和室の六畳間なのだが、まるで葬式の仏前を髣髴とさせる壇上に大きな水晶玉が飾られ、香が焚かれ、幾多の占いの道具らしいものが整然と並べられていた。
しかし、その部屋には純平がもっと解せない大きな物体があった。それは部屋の中央を大きく占拠する目の前のベッド用のマットレスだ。場の雰囲気にそぐわないどころか、それが邪魔になって、純平と美和は今も部屋の端に腰を下ろしている。そして、宝徳院春回と名乗る占い師は、そんなマットレスの上に鎮座して、純平たちと対峙しているのだ。
そして、そんな春回が純平に尋ねた。
「純平クン、おぬしは占いというものを信じるかね」
単刀直入な問いに純平は困惑したが、あたりさわりのない言葉を選んだ。
「まあ、一応・・・・」
「うむ、信じられる時もあれば、信じられぬ時もあるということじゃな?」
「あ、・・・・はい」
春回はニンマリと笑みを浮かべた。そして、
「ならば今日の儀式を終えた後、今一度おぬしに問い掛けよう。まずは、二人ともこれを飲みなさい」
そう言って春回は神前の脇に用意していた急須と湯飲み茶碗を手にして、まずは純平に正体不明の液体を飲むように命じた。
純平は場の雰囲気に圧されて、春回に勧められるままにそれを飲んだ。
「う、苦い・・・・」
思わずそんなセリフが飛び出すまでに、それは苦くて不味かった。
「ホッホッホッ、良薬は口に苦し、というやつじゃ。ささ、それでは次に美和クンにも飲んでもらおう」
春回の勧められるがままに、美和も抵抗無く一気にそれを飲み干した。
「うーっ、本当だあ、苦ぁ〜」
純平の飲み終えた直後の一言で、ある程度の覚悟が出来ていた美和でも、その言葉が出るほどに、謎の液体は苦くて不味いものだった。
「ゴッホン、それでは儀式を執り行うとしよう。まずは純平クン、おぬしはもう少し、美和クンの座っているあたりよりも、もっと右の方に座りなさい。それから美和クンはわしの後ろに立ち、しばらく見学しておるのじゃ」
二人は春回に言われた通りに移動した。遠慮がちに部屋の端に控えていた純平が、部屋の出口から離れて真ん中寄りに座り直し、美和も春回の後ろに回るべく立ち上がり、マットレスの上に上がっていった。
あぐらをかいて畳の上に座る純平と間近に向かい合うマットレスの上の春回。
「それでは純平クン、よいかな、気持ちをリラックスさせて、わしの目を見て・・・・」
純平は言われたとおりに春回の目を見詰めた。すると突然、春回が純平のちょうど目の前に右手を出し、指をパチンと鳴らした。そして、
「おっと、効き目が強すぎたかな、純平クンが動けなくなってしまった。声も出せなくなったようじゃ」
純平は春回がいきなり何を言い出したのかと思った。自分には何の変化も無い。だから、その言葉の意味を尋ねようとした。その時、やっと身に起きている異変に気付いた。
(声が出ない―――!!)
驚きの余り、間近に迫っていた春回の顔から少しでも顔を遠ざけようと、あぐらを崩して後ろに仰け反ろうとした。そして、愕然とした。
(体が動かない―――!!)
純平は焦った。しかし、表情すら変えられず、口元すら動かせない。辛うじて瞬きが出来るだけだ。
「よし、次は美和クン、おぬしの番じゃな」
「えっ?」
振り返った春回からそう言われても、美和は何ら事態が呑み込めなていなかった。美和は純平の異変にまったく気付いていなかったのだ。単に純平がじっとしているふうにしか見えなかった。
「えっと、あの・・・・、純ちゃんの方はもういいんですか?」
「既に純平クンの魂は儀式の為に、異次元の世界へ召された。次はおぬしの魂も異次元の世界へ連れ出さねばならぬ」
事態が呑み込めなかった美和だったが、ようやく純平が微動だにしていないことに気付いた。そして、まさか信じられないという表情で、恐る恐る純平に呼び掛けてみた。
「純ちゃん・・・・。純ちゃん・・・・」
美和の呼び掛けにもまったく反応を示さない純平。まさに魂がどこかにいってしまった様子だ。
「ええっ? うそぉ、凄い・・・・」
美和は春回の本格的な法力をすぐ目の前で見せ付けられ、驚きを隠せなかった。
「ほれ、感心している場合ではないぞ。早くしないと純平クンの魂と異次元の世界で出会えなくなるぞ。ささ、そのままそこに座りなさい。さあ、こっちを向いて、わしの目をジイィッと見るのじゃ」
目の前でここまで凄いものを見せ付けられたとあっては、美和とて完全に春回の言いなりであった。むしろ、純平の後を追って、早く魂を体から離脱させないといけないらしいので、疑うことなく春回の目を、そのキラキラと輝く可憐で大きな瞳でジィィッと見詰めた。
(どうなってるんだ、オイ! そんなの違うぞ、今だって俺の魂はちゃんと体の中にあるんだ! 俺はまだここにいるんだ!)
そう心の中で大声で叫ぼうとも、口元を動かすどころか、指先すら動かせない純平。そんな純平でも、目は見えているし耳も聞こえていた。一体何がどうなっているのかさっぱり判らなかったが、春回という占い師の言動に不審を抱かざるを得ない。自分の魂が異次元の世界へ召されたなどと、嘘もいいところだ。
そしてまさに今、美和にも気味の悪い「魔法」が掛けられようとしている。しかし、純平にはそのことを美和に伝えるすべが無い。
期待に満ちた表情で美和は、春回と向き合っていた。そして―――、
「おぬしはだんだんと体から力が抜けていく(パチン)」
純平の見守る中、口早にそう言って春回は指を鳴らしたかと思うと、
「おぬしはこのマットの上から、一歩も外へ出られなくなる(パチン)、今からは大きな声が出ない(パチン)」
次々とそう言いながら美和の目の前で指を鳴らし始めたのである。
(えっ? 何かさっきのと違・・・・)
何か危険な気がした。が、美和の心の中に、そんな戸惑いがよぎろうとしている最中にも、
「おぬしはわしのすることに抵抗できなくなる(パチン)」
と、春回がまたしても指を鳴らした。そして、そこで春回の言葉は途絶えた。
あたかも自分の自由を奪うかのような、まるで催眠術のような、それに魂がどうとか、異次元の世界とかとまったく関係の無い春回のそれらの言葉に、美和の心には既に春回に対して完全な不信感が芽生えていた。それに、先程までとは異なるニヤついた春回の淫猥さの宿る眼差しに見詰められて、身の危険を明らかに感じた。
「あ、あの、今のは一体何なんですか? あたし、もう帰ります」
少し体が重く感じつつも美和はそう言って立ち上がろうとした。が、まるで腰が抜けたようになって、マットレスの上に尻餅を付いてしまった。
「ホッホッホッ、効いとる効いとる」
そんな春回の嘲笑じみた言葉を無視して、とにかく彼と距離を取りたかった美和は、四つん這いのままマットレスから降りようとした。が、その時、愕然となった。マットレスの外へと延ばしたいその手が、止まったまま動かないのだ!
「これこれ、儀式はここからが本番じゃ。何も怖いことはない。わしに任せておけ」
そう言いながら春回が、美和の体に抱き付いてきた。咄嗟に美和は身の危険を察知して絶叫しようとしたが。
「ヒッ、イヤ・・・・、クッ?!」
何と大声を張り上げようとした刹那、息が止まった、いや、呼吸が出来なくなってしまった。脱力した手で、力無く春回を押し離そうとするが、両手に力を込めようとすればするほどに、どういう訳か全身から力が抜け落ちてしまう。
「大声を出そうとすればするほど苦しむぞ。嫌がれば嫌がるほど、力が入らなくなるんじゃ、クッフッフッ」
「いやあ・・・・、た、助け、て、純ちゃんっ・・・・ハァハァハァ・・・・」
大声を上げようとするや息が止まるその苦しさは、まるで水の中で溺れているかのようだ。だが、身の危険を悟った美和は必死だ。必死ゆえに、どんどんみずからの体力を悪戯に浪費していってしまう。
「よしよし、これからわしがたっぷりと、おぬしの体に儀式を施してやるからな。十四歳の中学生か、もっとも旬な時期じゃな、久しぶりじゃわい、グッフッフッ―――」
「ひっ、ヒィィッ、いっ、いやああ、カハッ、・・・・、ハァハァハァ・・・・」
「おほおっ、ええ肌じゃ。ピチピチしておるのに柔らこうて、手のひらに吸い付くようじゃ。おお、まだしっかりと石鹸の香りがしておる。風呂でしっかりと身を清めて来たようじゃな」
ノースリーブシャツにミニスカートという軽装の美和の体に手のひらを這わせながら、その若さゆえの張りや柔らかさを堪能する春回。暗示を掛けられた美和が、何とか体をくねり、弱々しすぎる抵抗を見せようとも構いもせず、美和の体のあちこちを撫で回していく。
「い、いや・・・・、ハァハァ、や・・・・やめて、お願い・・・・ハァハァハァ・・・・」
やっとのことで声を出しているかのような、弱々しい美和の懇願の声が春回の耳を愉しませるも、春回はまったく意に介すものではなかった。少女の細い首筋や肩、そして胸の膨らみや腹部、太腿、股間と、彼の手のひらは遠慮無く、その十四歳の初々しい肢体の弾力や熱を味わい取っていく。
「若さとは素晴らしいのぉ。こんな小さな体の中に、たっぷりと夢や希望が詰まっておる。役得とは申せ、おぬしのようなめんこい娘子を賞味できるとは、まさに佳き日じゃのう。フッフッフッ、良いぞ、ほんに諦めずにクネクネとよく動くのお。生命力に満ち溢れておる証拠じゃ、クックックッ―――」
――占い師「宝徳院春回」――。本名「福原重雄」、仙人のような出で立ちで初老に見えるも、実はまだ四十七歳である。占い師暦三十年と詐称しているが、実際のところは今年で二十一年目だった。
そんな彼は、二十年以上にも及ぶ長い占い師としての人生で、既に二十数回も転居を繰り返していた。そして、新しい町で占いの館を開くごとに重雄は占い師の名前を変えていた。春回という名は、この町に占いの館を開いた時から名乗り始めた名であり、使い始めてまだ三ヶ月も経っていなかったのだ。
そんな「春回」こと福原重雄にしてみれば、こうした手法で女子中高生の少女たちに強制猥褻を働いた前歴やその回数は、もはや手足の指を折ってもとても足りないほどだった。しかし、たったの一度として警察の世話になったことはない。実は大学で心理学を専攻し、その後に大学院の心理研究室にまでしばらく籍を置いていたという異色の経歴こそが、彼にとって最高の武器だった。そう、重雄は『催眠術』のスペシャリストだったのだ。
――『催眠術』――
それはまさしく心理学の「真骨頂」だ。それを極めた者は他人をいかように操ることが出来る。しかも、高等技術を身に付けている者は、催眠術を掛けられないタイプの人間などこの世に存在しない。目の前の相手に対して、道具など一切用いることなく、たったの数秒を要さずに強い暗示を掛けることが可能なのである。そして、そもそも彼の「占い術」とて、心理学が巧みに応用されたものだったのだ。
彼の占いに組み込まれた巧みなトリックを見抜くのは、とても女子中学生には不可能なことだろう。そもそも商店街の見当違いな場所に掲げられた看板と占いの館を設けた場所の相関位置からしても、既に重雄の心理学に裏打ちされた心理操作は始まっていた。見付けにくい場所を見付け出せた時の達成感に運命的なものを強く意識するのは決って、重雄が最も騙し易くて洗脳し易い年頃であり、彼自身も大好きな思春期の少女たちばかりなのである。そして、そんな少女たちが恋愛以外の相談で訪れる筈などほとんどないのだ。しかも、恋愛が順調な時期に占いなどには決して頼らないものだ。決まって先の見通せぬ不安に駆られて訪れる。あとは抽象的な言葉を適当に交えて、同席しない彼氏をエサにして、相談者の不安を最大限に煽る。コツは後付けで少しだけ希望というスパイスを効かせてやることだ。そうすれば、こうしてこんなにも可憐な中学二年生の美少女が何の警戒心も持たず、重雄の張った罠にみずから飛び込んできてくれるのだ。
二十万円も必要とする高額な儀式を五万円にするという話もまた重雄にすれば、各地で何十回と使い古したお決まりの台詞だった。これが小学生相手なら、十万円するところを二万円にしてやる。が、それでも決して安い金額ではないところがミソだ。その金額こそが彼の心理操作の「操り糸」であることなど、人生経験も軽薄な女子小中高生がとても見抜ける筈は無かった。金策が脳裏によぎった時点で、少女たちは完全に彼の術中にはまってしまう。この手を使ってこれまでに重雄は、何十人という少女たちを餌食にしていたのだ。
そして重雄は、そんな猥褻行為をあくまでも「儀式」と称する。ここにもまた彼の培ってきた経験ゆえの狡猾な保身の術があった。但し、彼の性癖ゆえに結局は別の町に引越さざるを得なくなる日が必ず来る訳なのだが・・・・。
「では、ぼちぼち儀式を始めるとするかのお」
「あ・・・・やめ、やめて・・・・いや、、ハァハァハァ・・・・」
それは重雄にしても、何とも絶妙な暗示の掛かり具合だった。何しろ思春期の少年少女たちは非情に暗示に掛かり易い。ともすれば暗示が強く掛かり過ぎてしまい、マグロ状態になって、行為が味気ないものになってしまうこともあるだけに、密着する美和の体が弱々しくくねり悶えるさまが、重雄を堪らなくさせていた。しかも、こんな弱々しい抵抗すら、当の少女がまさに全力を尽くしていることを思うと、重雄の興奮は益々抑え切れなくなった。
まるで着せ替え人形を扱うかのように、いや、プレゼントを嬉しそうに紐解くかのように、春回(重雄)は美和の体を包む衣服を手際良く脱がせていく。ノースリーブシャツは簡単にめくり取られ、純白の木綿のブラジャーが顔を覗かせた。
AカップとBカップの間くらいか、中学二年生ということを考えれば、膨らみはそこそこだ。しかし、そこに帯びた丸みのカーブが眩しい乙女の息吹きを感じさせる。
少女の背中に手を回して、プツッとブラのホックを外してやると、何とも柔らかそうな、それでいて整った膨らみがありのままに姿を見せる。
「いや・・・・、ああ・・・・」
「おおっ、こ、これは・・・・」
『美乳』とは斯く有るべき、と重雄が感心するまでに、美和の乳房は美しくて汚れの無いものだった。乳暈(にゅううん)がおぼろげながらも薄桃色に色付き、その中央に縮こまる乳頭の可憐さが、重雄の心を打った。
次はとばかりに重雄は、美和のミニスカートのボタンを外してあっさりと脱がせた。これまた白い木綿のパンティーが重雄の目に輝きながら飛び込んできた。
「助けて、ああ・・・・、ハァハァ・・・・」
張り出しも未熟な骨盤に、ようやく縦伸びし始めたような少女の可愛いヘソ・・・・。にも関わらず恥骨の隆起も伺え、まさしく大事なものを押し包んでいるかのような白い布・・・・。乙女の、いや、乙女になるほんの直前とも言える、その蒼さや未熟さを感じさせる少女の股間を覆う白き秘密のベールに、重雄は鼻息を荒くしながら指を掛け、両手でゆっくりと引き降ろしていく。
「いやあ、クッ・・・・、ハァハァハァ、だ、だめ・・・・、ハァハァ・・・・」
息が止まろうとも、叫ばずにはいられないのが乙女の哀しき本能。力が逆に抜け落ちていこうとも、抵抗せずにいられないのが乙女の健気な習性だった。美和の十四歳の心は、今そんな乙女の本能と習性だけが支配していた。そして、ブラジャーに続いてパンティーにまで春回の手が掛かる頃、とうとう美和の体力も底を付いた。ぐったりとした両手両脚を春回にどのように折りたたまれようとも、声すら上げられぬ状態になっていた。
「おおっ、何じゃ、中学生とはいえ、えらく薄い質(たち)じゃのお」
美和のパンティーをめくるように引き降ろした春回は、彼女の秘部に目を遣るなり、開口一番そう言い放った。それくらい美和の恥骨に生える若草はそぞろな生え方だった。
「ほうら、御開帳じゃあ」
「ううっ、いやぁぁ・・・・」
弱々しくそう漏らすのが精一杯だった。もはや春回にパンティーを完全に脱がされ、その両脚を大きく開かれようとも、美和は何の抵抗も出来なかった。春回に好きなように秘芯をめくられ、もっとも秘したい乙女の粘膜構造を暴かれ、観察されてしまうのを許す他は無い。
(いやああぁぁっ! こんなのもういやああぁぁっ!)
美和の心の叫びも虚しく、重雄は息を呑んで美和の秘芯を観察した。周囲に発毛が一本も無いまっ白な外観は実に清楚な風情で、縦割れも本当に短かった。しかし、それでありながら、めくり開いた時に顔を覗かせるピンク色の内粘膜が、狭い中にも複雑な構造を露呈する。まさに穢れなき乙女の聖域だ。
しかし、肝心の穴の所在が判り辛い。重雄はもう少し指先に力を込めて、更に少女の花弁を左右にめくり開いた。すると、あった。ピンク色の薄くて小さな皮膜が、まるで小さな穴を隠すようにして、まるで奥までぎっしりと柔肉が詰まっていそうな、単なる窪みのような膣穴の存在を突き止めた。
「おおっ、やはり処女であったか! 顔や身体に似て穴も小さいのお・・・・」
「ううっ・・・・、グスッ・・・・見ないでぇぇ、ウッウゥッ・・・・」
しおらしく嗚咽を始めた少女を見て、重雄はようやく少女の観念を覚った。が、程よき少女の抵抗こそ興奮のスパイスだ。それが処女とあれば尚更、破瓜に臨む少女の反応やその時の表情というものを、心ゆくまで視覚でも味わいたいものだ。何しろこの十四歳の美和という美少女にとって、生まれて初めての、そして生涯でたった一度きりの記念すべき「第一回目の儀式」となるのだ。
美和の観念に余裕を得た重雄は、マットレスの上から腰を上げ、暗示で身動き封じた純平の元へと近付いた。
「そこでは少し遠いな。純平クンはもっとこっちに座って、彼女の顔が見えるようにせんとな・・・・」
あぐら座りの体勢でまるで凍ったような硬直を見せる純平の身体を、そう言いながら重雄はマットレスの傍まで引きずって移動させた。そして、
「うむ、それから顔の角度はこのくらい・・・・。よし、これでおぬしの彼氏も、おぬしが女になる晴れの舞台をしっかりと見届けてくれるぞ」
純平の顔の向きや角度を、まるでビデオカメラのように調節し終えた重雄は、そう言いながら再び美和の元へと近付いた。
「ううっ、いやああ・・・・、純ちゃん、お願い、助けて・・・・」
(やっぱり騙されたんだ・・・・。魂の話なんて嘘で、純ちゃんは催眠術か何かで動けなくされてしまってるんだ・・・・)
力なく顔を返して純平の方を見ると、確かに自分と目が合うとも受け取れるばかりか、純平の顔が明らかに怒りに赤く染まっているのを美和は知った。
(イヤ! こんなところ、純ちゃんにだけは見られたくない!)
とにかく必死の抵抗を美和は再び始めようとした。が、しかし―――
「―――? クッ・・・・、ハァハァハァ・・・・」
大声を発する意思が先立って、大きく息を吸い込もうとする段階で、息が止まった。
「よしよし、そろそろわしも裸になろうかの。若い娘の味を肌いっぱいに愉しむか、ヒッヒッ・・・・」
何とも好色じみた、まさに変態とも呼べる春回の言葉に、美和はとても半端ではない非常に強い生理的嫌悪が走った。既に亡くなっている自分の父親よりも明らかに年上の、しかもこんなスケベオヤジに肌を許すなど、大きなゴキブリが衣服の中に入り込んで身体を徘徊するに等しいまでのおぞましさだった。
そして、そんなおぞましき存在が、作務衣を脱ぎ捨て、ブリーフも脱ぎ、たるみやシミという老化を浮かび上がらせた全裸となって、遂に美和の小さな裸体の上に覆い被さってきた。
「いや・・・・ハァハァ、ヒッ、ひいぃぃっ」
美和も判っている、嫌がろうともがけばもがくほど、全身の力が抜けていく現実を。しかし、それでも、おとなしく我慢できるものではなかった。春回の舌や唇、手のひらが両の乳房を這い回り、乳頭をついばみ、柔々と揉まれるおぞましさ。更には首筋まで、脇の下まで、春回のぬめった舌が徘徊する。
「いや、・・・・やめ・・・・て、ハァハァハァ・・・・」
「おお、活きが良いぞ。こんなに薄くて小さな身の丈なのに、若いパワーがみなぎっておるようじゃ。おぬしの若いエキスをわしがたっぷりと味わって進ぜよう、グフフフッ」
いつまでも真下でくねり続ける美和の小さな裸身に、重雄の感動は尽きなかった。
これまでも心理学と催眠術を駆使して、女子中学生だけでも何十人という処女の体を愉しんでいた重雄だったが、部屋に連れ込むことに成功した段階で、既に彼の完全な勝利だった。失敗したことなど一度もなかった。そんな自信の裏打ちがあればこそ、重雄にすれば本来の自分をさらけ出し、自身の欲望のみに忠実に従うのみだ。それに重雄にしてみれば、この街に引っ越して来て初めて味わうこととなる実に久しぶりの少女の柔肌だった。
「グフフ・・・・やはり中学生くらいの育ち頃が一番じゃ・・・・」
そう漏らしながら重雄は、少女の肌の味、その柔らかさとすべすべした触感というものを舌先と唇と手のひらを駆使して、次々と堪能し味わい尽していく。それに応じて引き起こる少女の肢体の胴震いやくねりが、とても筆舌に尽くしがたい妙なる体感だった。すっぽりと腕の中に納まるほど小さな、たかが十四歳の小娘とはいえ、その生命力というものが熱を帯びて、密着した素肌を介して、ひしひしと伝わってくる。重雄にしてみれば、毎度の事ながらこうして少女の肌を味わえる自然の恩恵を天に感謝したい気持ちだった。こうして少女の肌を舐(ねぶ)り回し、肌を密着させて少女の熱をじかに感じ取っているだけでも、重雄には自身の肉体が若返っていくかのような思いだった。
「やめて・・・・ぅぅ・・・・」
何度も呼吸を止める苦しさからなのか、いつしか少女の素肌がしっとりと汗ばみ、そのあどけなさの残る顔が朱に染まっている。重雄はいささか少女の上に体重を預けすぎていることに気付いた。
「よしよし、楽にしてやるぞ。それに気持ち良くもしてやろう」
重雄はそう言い、遂に美和の細くて長い両足を持ち上げるとそのまま大きく押し開いて、彼女の秘芯へと顔を近付けていった。
「ヒイイッ、う、あっ、イ、いやあ・・・・、ング、・・・・、ハァハァハァ・・・・」
まったくの無防備で秘芯を春回の舌で舐め回され、美和は絶息も手伝って一瞬気が遠くなった。が、気を失うことだけは何とか免れた。しかし、窮地は何も変わらない。が、そのうち、
「あっ、あうっ!」
思わず美和の全身が仰け反った。何と春回は、まだまだ発芽も見ていない美和の小さなクリトリスが眠っている所在を突き止め、指の腹でその部位にシプシプと刺激を与え始めたのである。
「はぁうっ、ハアハアハア、あ、あ、あああっ!」
「ほおれ、どうじゃ。ここをこんなふうにされるのは初めてであろう?」
「イヒィィッ、や、やめてぇぇ・・・・ああっ!」
再び生命が吹き込まれたかのように、少女の白い裸体がのたうつようにくねり始める。そんな少女の肉体の瑞々しい反応が益々重雄を興奮させ、更にしつこくそこばかりを重雄は責める。面白いまでに反応する少女の裸体。
「いやぁぁ、あ、ああ、ハウッ―――」
必死で身をくねらせて重雄の指から逃れようとするも、重雄の指はそこを的確に捉えたまま蠢き続ける。美和の反応も徐々に全身が硬直を示し始めている。
「ほうれ、どうじゃ! ほれっ、ほれっ、ほれほれっ」
「アウッ、や、やめてえぇぇ、あっ、あああっ!」
遂に少女の肉体の反応が、くねりもがくよりも仰け反ったまま硬直することの方が多くなった。息遣いも切迫している。重雄も「もしかして?」と思いながら、相変わらず指先でシプシプと少女のそこを弄んでいた刹那―――、
「あっ、あっ、あ・あ・アアアァァァアア・・・・、―――!」
何と大きく身を反り上げながら、小さくて細い裸身が、硬直を遂げていったのだ。
「おおっ・・・・、イキよったか・・・・」
清楚感漂う白い裸体をピンクに染め上げ、ぐったりとなった少女を見ながら、重雄は感心めいた口調でそう呟いていた。無防備にも両脚が緩く開いたまま、白い腹部を波打たせるようにして荒い呼吸を繰り返す少女の肉体は、まさに絶頂に追い詰められたことを如実に物語っていた。
少女の秘芯にふと目を遣ると、キラめく透明な液体が粘膜を濡らし、それが少女の白い会陰部まで吐露していた。
ぐったりとする美和は、一体自分の体に何が起こったのか判らなかった。しかし、春回の手によってそれがもたらされたことだけでも、美和の心を大きな屈辱と強い羞恥に包んでいくのには充分過ぎた。自分の体の筈なのに、春回に手玉に取られたという悔しさが、美和の大きな瞳に涙を溢れさせていくその時だった。
(ズリュッ―――)
「くはあぁぁっ!」
突然の激痛に美和が思わず仰け反った。浮かべた悔し涙は痛みの涙となって、こぼれ出る。前触れもなくいきなり春回の中指が、美和の処女の秘孔に挿入されたのだ。
「い、痛いっ・・・・、ウウゥゥーッ・・・・」
まるで急所に楔を打ち込まれたかのように、少女の身が強張ったままヒクヒクと震えている。重雄は遠慮なく尚もズプズプと、指を奥へと沈めていった。
「あうっ・・・・、キヒィィッ・・・・ウウゥーッ・・・・」
「ホッホッホッ、指一本でもキツキツじゃぁ。しかし、イッた後だけに中までよう濡れておる。オホッ、それにまるで奥までギッシリと肉が詰まっておるようじゃ」
重雄は歓喜してそう声を張り上げた。それくらい美和の膣内は「狭い」というよりも、まるで内臓に指を突き刺したような感じだった。そして、ジメジメとした内部はとても熱かった。となれば、重雄は一刻も早くみずからの分身そのもので、その内部の感触を味わってみたくなった。
「よしよし、そろそろおぬしを女にして進ぜよう。生涯で二度とない晴れの舞台じゃ。痛かろうが、その痛みを覚えることが女としての第一歩となるのじゃ。我慢じゃぞ」
そう言って重雄はいよいよとばかりに少女の両脚を割って組み敷き、既に淫水の涎を漏らしたみずからの怒張の先端を、少女の秘芯にピタリに押し当てていった。そして、思い出したかのように、マットレスの脇に座った純平の方を向いて、
「純平クンもよく見ておくが良いぞ。彼女の体はこれから女の体に生まれ変わるのじゃ。彼女が処女を失っていくところをしっかりと見ておくのじゃ」
そう言い放ったのだから、美和はもはや堪ったものではなかった。本来、機が熟せば、バージンは純平に捧げるものと美和は信じて疑わずにずっと生きてきたのだ。ましてや大好きな純平が見ている目の前で、こんな中年のインチキ占い師にバージンを奪われるなど、決してあってはならないことだった。美和は絶息も承知で大声を振り絞ろうとする。
「ングッ・・・・、ハァハァハァ、いやだ、やめてぇぇっ! ハクッ・・・・、・・・・ハァハァハァ・・・・」
しかし、そこまでだった。その小さな肉体に宿る体力はすっかり枯渇し、もはや弱々しい身じろぎするのが精一杯であった。
絶望からなのか、悔恨からなのか、又は悲しみからなのか、少女の大きな瞳に再び涙が溢れようとしていた。それを知った重雄は、ペニスの先端の狙いを定めると、少女の上に覆い被さり、ピッタリと肌を密着させた。
「よしよし、おとなしくしておれ。優しくしてやるからな」
少女の今にも泣きだしそうな顔を間近に伺いながら、遂に重雄は腰に力を込めた。
「うぬっ!」
「ヒッ、いやあああっ、・・・・イッ、痛いっ!」
既に大声を出す力もなく、かすれた声で少女が破瓜の痛みを訴える。身をくねらせて突き込みを逃れようとしているようだが、ここまでしっかりと組み敷いた上に、真上から体重を預けていれば、切っ先が秘芯の狙いを外れることはなかった。
「クオオッ、ウリャッ―――!」
「イギィィッ! やめてぇぇ・・・・、痛い・・・・」
相当な力で臨んだが、隘路が堅く阻んだ。ならばとばかりに、更に腰に力をみなぎらせて、一気に腰を送り込む―――、すると―――
(ブツッ―――!)
「イギィィィーッ―――!」
(ズッ、ズニュゥゥッ―――)
「おっ、入ったぁ!」
少女の全身が大きく反り上がる、それを利用して、更に隘路の奥を目指して腰を突き送っていく―――。
(ズニュズプププズッ―――)
「ギッ、くああぁぁ、―――! ―――!」
一気果敢な強入に少女の隘路が遂に屈して重雄の肉棒をズブズブと迎え入れ始めた。その瞬間の少女の声無き絶叫を迸らせる顔を、重雄は食い入るように見詰めた。余りの激痛に大きく見開かれた瞳。目尻を伝い流れる涙。まさに少女が生涯にたった一度しか見せることが出来ないであろう、破瓜の激痛を味わっている決定的瞬間の表情に、重雄はとてつもない感激を覚えた。
しかし、重雄が覚えたのは感激だけではなかった。少女が初めて男根を迎え入れたその隘路は、まるでギュウギュウに詰まった熱い柔肉の隙間に、無理やり亀頭を押し入れ、潜り込ませていくような感触であり、その締め付け具合はまさに指で知覚した比ではなかったのだ。「処女」という固い結び目を紐解かれるには多少早過ぎるとも、蒼いがゆえの至高の味わいというものが確かに少女の中にあることを、重雄は今まさに、自身の生殖棒全体でしっかりと味わいとっていく。
「クウッ、き、キツい・・・・し、締まるぅ・・・・」
「ううぅぅー・・・・、ううう・・・・」
満面に脂汗を滲ませ、苦悶に耐える少女の表情が重雄の目の前にあった。子供と大人のちょうど間の、その愛らしい顔立ちが、破瓜の痛みに苦悶を露わにしていた。
重雄は心身ともに深い感銘に包まれた。今まさに、この美少女の処女を奪い、誰一人として男を受け入れたことのないその体の内側の奥の奥にまで、みずからの分身を潜り込ませているのだ。こんなに小さくて細身の、まだ成熟に程遠い骨格にありながら、少女は気を失うこともなくちゃんと男を迎え入れている。しかも、少女のボーイフレンドが見守っているまさに目の前で!
「よしよし、おぬしが初めて男性を迎え入れているところを、純平クンにも見てもらおう」
そう言って重雄は、少女と自分の結合部分が少年の視界にも入るように、深い交わりを維持しながらも少女の裸身を抱いて、マットレスの上でその向きをずらしていく。
「ううっ、痛いよ、もう許して・・・・、グスッ、ウッウゥッ・・・・」
そう嗚咽しながら哀願するも、抵抗する力も抜け落ちている美和の小さな体は、春回と名乗る初老占い師の男性器官を今やすっかり根元まで迎え入れたまま、自在に弄ばれる人形と化してしまっていたのだった・・・・。
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《注意》
この物語はすべてフィクションであり、登場する如何なる人物、団体、国家、人種、地名及び地域等、すべてが架空のものです。また、男性にとって有利とも受け取れる女性の心情に関する心理描写、及び身体機能の記述は、すべてが事実と異なる誤ったものです。
<ジュピターインターノベルズ>