「淫猥漂流記」
〜麻美の憂鬱〜
栗本アキラ 著
本作品の著作権は上記の著者に属します。よって無断転載及び本文からの引用は、これを固くお断りします。個人の家庭内での購読目的に限り、印刷及び仕様の変更を許可するものとします。〈ジュピターインターノベルズ〉
(まずかったかなぁ・・・・)
砂浜で一人座り込む健太を眺めながら、麻美は自分のしでかしたことを改めて後悔していた。こんな事になるとは、まったく予想外だったのだ。
クルーザーに悪戯するように浩二をけしかけたのは、実は麻美であった。それも、少しばかり『計画的』にである。
この船の持ち主と麻美は少々面識がある。漁師たちの間では、あまり良いうわさを聞かない男だ。見てくれも白髪まじりで、さえない中年といった感じであるが、そのくせ好色さでは人並み以上の男であった。そんな男との面識など、麻美にとって、ろくなものではなかったことは容易に想像できるであろう。
それは、一週間ほど前のこと・・・・。
その日、麻美は買い物帰りに入り江をぶらぶら散歩していた。周りには幾つかの漁船が波に揺られている。こうして船を眺めながら桟橋を歩くのが麻美は好きだった。
「うーん。いい気持ち・・・・」
桟橋の一番端まで歩いて行き、遠くの海を見ながら大きく伸びをする。
穏やかな潮風が全身にあたり、麻美の赤いミニスカートが揺ら揺らとたなびいていた。
そんな時だ。
「今日も、いい天気だねぇー」
「えっ?」
突然、横から声をかけられ驚く麻美。その声は、麻美の立っている場所のすぐ傍らに停まっているクルーザーから聞こえてきていた。この時間帯、漁師たちは船を離れていることを知っていた麻美は、そこに人がいるとは思ってもいなかったのだ。
声のする方を見ると、一人の男がクルーザーの窓から麻美を見上げながらニヤニヤ笑っている。
「あ、こっ、こんにちはっ」
予期せぬ下からの男の視線に、とっさにスカートを押さえながら、たどたどしい挨拶を交わす麻美。この時は、まだこの男のことを良く知らなかったので、他の漁師たちと同じつもりで麻美の警戒心もさほどではなかった。
「嬢ちゃん、船は好きかい?」
「え? あ、はい・・・・」
「なら、ちょっと、これやってみるかい?」
男は、操舵室から出ると碇を指さして見せた。どうやら、今から碇を上げるらしい。
「え・・・・」
「はっはは。嬢ちゃんじゃ無理か」
男は、少々ばかにしたように笑って見せた。それが麻美の癪(しゃく)に障ったようだ。
「む! それくらいできるわよ。これでも、力はあるんだからっ」
そう言って、麻美はひょいと船に飛び乗った。人の挑発に簡単にのってしまう所は、まだまだ子供である。
「おおっ、やるね。嬢ちゃん」
「かしてっ!」
「ほいきた!」
男は、麻美の背後から碇のロープを手渡す。力を込めて、思いっきり麻美はそれを引っ張った。
「うーんっっ!!」
しかし、ロープはビクともしない。それを見て、男が笑いながら言う。
「はははっ。どれ、ちょっとだけ手を貸してやろう」
そう言って、麻美の後ろからロープをぐいっと引っ張る男。
「あ・・・・!」
「それ、しっかり持って!」
このとき、ロープをまたぐ格好になっていた麻美は、突然下から持ち上がってきたロープに少しハッとなったが、股間にまでは届くほどではなかったので、そのまま作業を続けるのだった。
「おお、上がり出したぞー」
男の言うように、ゆっくりと碇は持ち上がってきていた。麻美も、思わず力が入る。しかし同時に、またいだロープが徐々にせり上がってきてもいたのだった。
全身に力を込めているため、そのことも気にしなくなってきていた麻美だった。夢中になると我を忘れるタイプである。そして、ついにスカートの裾までたくし上げてきていたロープが下着越しに股間に触れるようにまでなってきた。だが、必死になっていた麻美は、もう気にもとめていないようだ。それを、後ろから眺めていた男が、ニヤリと汚い歯を見せたことにも気付かずに・・・・。
「あ・・・・」
一瞬、麻美はロープが股間にあたる感触の変化に戸惑いを覚えた。先ほどまでとは異なる感覚を受けたのだ。
「ほれほれ、嬢ちゃん、がんばって」
「う・・・・うん」
男にせかされ、再び力を込める麻美。
「ん・・・・。あ・・・・あ・・・・」
やはり、股間にあたる感触が妙である。
「それにしても、嬢ちゃん、海が好きなんだねぇ。いつも、ここで眺めてるだろ?」
「あ・・・・。う、うん・・・・」
次第に力が入らなくなっていく麻美。
「わしも、いつも眺めていたよ。へへ・・・・」
「え・・・・?」
「嬢ちゃんの、ここ・・・・」
男の言葉と共に、麻美の股間を例えようのない感触が襲った。
「ひっ・・・・ああんっ!」
先ほどからロープが擦れているものと思い込んでいた麻美だったが、実は背後から男の指先で弄ばれていたのだ。足を開いて力を込めていたので、柔らかい下着の上から少女のスリットの中心を捉えることなど、男にとって造作のないことであった。ロープのふりをさせた太い指先に神経を集中させて、ゆっくりと麻美の『感触』とその『反応』を愉しんでいた男だったが、とうとう我慢できなくなり、少女のそこを鷲づかみにしてきたのだった。
「へへ。今日は薄い水色だったかな・・・・」
「あんっ・・・・や、やーーーっ」
すぐに男を突き飛ばして逃げればいいのだが、緊張して掴んでいたロープを放すのが、とっさには困難だったため、動けずにいる麻美。その事が男に都合のいい解釈をさせてしまう。
「なんだ? へへ。もしかして、いいのかなぁ?」
「んんっ・・・・あっ・・・・あっ・・・・」
調子に乗った男は、ここぞとばかりに麻美のそこを下着ごと捏ね繰り回す。
力が抜けたため、ゆっくりと海の中へと戻っていった碇が、ようやく底に着いたとき、ロープを掴んでいた手の緊張が解けてきた。この間、麻美の股間は男の思うがままにされていたのだ。
「お・・・・? おほっ。湿って・・・・」
指先に少女の湿りを感じて喜ぶ男。たしかに麻美の身体は恐怖と羞恥以外の反応も見せ始めていた。
「はぁん・・・・」
一瞬、身体の力が抜け、すとんと腰を落とす麻美。やっと緊張が解けたようだ。そして一刻も早く逃げ出すため、身体を起こそうとする。
このとき男は、麻美の下着の中へと上から手を入れようとしているところだった。男のざらついた手が、自分のへその上を通って下腹部へと降りていくのを感じたとき、言い知れぬ恐怖が麻美を襲う。
「きゃあーーーーっ!!!」
男のみぞおちに、思いっきり肘鉄を食らわせると、無我夢中で桟橋へ駆け上がっていく麻美。
「ぐっ・・・・むぅ・・・・!」
無抵抗にされるがままになっていた少女の思わぬ反撃に、その場でうずくまる男。そんな男を振り返りもせず、一目散に駆けていく麻美であった。
家に帰り着いた後も麻美が気を落ち着けさせるのには、かなりの時間を要した。そして、落ち着くと共に、悔しさが激しくこみ上げてきていた。
そっと、股間に手を入れてみる麻美。
濡れていた。
なぜ、濡れているのか、そういった経験のない麻美には理解できていなかったのだが、ただ、あの男への悔しさだけが、より一層増したようだった。
そんな、とんでもない目に遭わされた麻美が、そのまま黙っているはずもなかったのだ。
3人であのクルーザーに悪戯して、男に仕返ししてやろうと思い立ったのは、それからすぐのことだ。当然、健太たちには、自分が男から何をされたかなど話してはいない。
そして、その結末がこれである。
「どうすんだよ、健太。やっぱりここって・・・・」
「うん・・・・。無人島・・・・みたいだね・・・・」
健太と浩二が不安そうに話している。
そんな二人の様子を見て、責任を感じてしまう麻美だったが、ついつい逆の言葉を発してしまうのだった。
「もおっ! だいたい、浩二君がいけないのよ! めちゃくちゃするから・・・・」
「な、なんだよっ・・・・ま、麻美だって、面白がってたじゃんかよー・・・・」
思わす浩二と言い合いになってしまう麻美。
そんなやり取りをしばらく続けていたが、健太の提案で森の奥へと入っていくことになるのであった。
木の枝に引っかかりながら、道なき道を進んでいく麻美。薄手のブラウスと短めのスカートで歩くには、かなり不釣合いな場所と言えた。
途中、スカートを捲ろうとした浩二(と、思い込んでいた)に顔面キックをお見舞いしながら、なんとか2人について行っていた麻美だったが、不意に自然現象におそわれてきてしまった。
「あ、あの・・・・健太君・・・・」
「え?」
もじもじしながら健太に話し掛ける麻美。
「2人とも、ちょっとここで待っててくれない?」
「え。どうしたの?」
「い、いいから、ちょっと待っててよ!」
そう言って2人を残し、茂みの方へと向かう麻美。
がさがさと草をかき分けながら、茂みの間から2人の人影が僅かに確認できる場所を探しだすと、ほっとしたように、その場で下着を下ろしてしゃがみこんだ。
しばらくして、水の流れる音が草むらの中に響いていた。もちろん、健太たちのいる場所までは聞こえない距離を確保している。ちらりと草の間から2人の方を確認する麻美。遠くのほうにポツンと2人の頭が見える。どうやら、じっと座って待っていてくれているようだった。
安心して続ける麻美。そして、すべてが済んだ時のことだ。風に揺れた草の先っぽが、尿の流れ出ていた部分に、チクチクと当たってきた。
「あ・・・・」
不意にぞくりとした感じを受ける麻美。放尿直後の開放感も手伝い、それはわずかな快感となっていた。
「う・・・・ん・・・・」
風の悪戯は止まらなかった。しかも、さっきよりも敏感な部分にツンツンと当たってくるのだ。やがて吐息を漏らしはじめた麻美は、無意識に自分の指先を股間へと這わせていたのだった。
「ん・・・・んんっ・・・・」
麻美は最近までオナニーなどしたことはなかった。それが、例のクルーザーの一件以来、性の快感を少なからず知らされてしまったため、自己嫌悪にかられながらも、それから何度か指先をアソコに這わせることをしていたのだ。
「は・・あぁ・・・・はぁ・・はぁ・・・・」
しかし、麻美の頬が紅潮してきて、息も荒くなった時だ。
突然、目の前の茂みから、「ガサッ」っという物音が響いてきた。
「ひっ!?」
思わず凝固する麻美。そして、茂みの中から、黒い巨大な影が一瞬見えた気がした。
「く、熊!?」
確かに熊が出てもおかしくない場所である。人がいるはずはないという意識も強かった。
「きゃーーーーっ!!」
あわてて下着を引き上げると、大声を上げながら健太たちの方へと逃げ出す麻美。そんな麻美の様子に気付いた健太たちと鉢合わせたのは、すぐのことだった。
「うわっ!!」
「きゃっ!!」
浩二と正面衝突して尻餅をついてしまったが、慌てて起き上がり健太の背中へと逃げ込む麻美。
「ま、麻美ちゃん、どうしたのっ?」
「健太君、く・・熊よ、熊!!」
「えっ!!」
健太の後ろから、茂みの方を指差す麻美だったが、しばらくして黒い影の主が現れた。
「ヘイ、ボーイたち。こんなところで、なにしてるね?」
「え?」
人間・・・・だった。呆然とする麻美。浩二は大喜びだったが、麻美はそれどころではなかった。ペリルと名乗る男の方を、じっと見つめる麻美。すると、不意にペリルが麻美の方に視線を送って、ニッとした笑みを送ってきた。思わず目をそらしてしまう麻美。なぜかとてもいやらしく思えたのだ。
(まさか・・・・見られた?)
この島に仕事で立ち寄っていたというペリルにつれられ、麻美たちは森の奥にあるバンガローへと向かって行った。
途中、気が気でなかった麻美は、そっとペリルに近寄ると思い切って聞いてみることにした。このままではいられなかったのだ。
「あ・・・・あの。おじさん・・・・?」
「ホワット? なにかな、おじょうちゃん・・・・」
「さ、さっき・・・・あの・・・・」
麻美は、恥ずかしそうに下を向く。
「オオー、さっきは驚かせてしまったようですねー。ワタシも人がいるとは思ってなかったので、追いつくまで、ずっとウサギかと思ってたよー」
「え? じゃあ、見てないの・・・・?」
「はい? なにをですかー?」
「あっ・・・・いいえっ。何でもないですっ!」
麻美は赤い顔をすると、ほっとしたように健太たちの側へと戻った。そんな自分にペリルの淀んだ目が向けられていたとは知らずに・・・・。
すっかり元気を取り戻した麻美は、バンガローについてからは上機嫌だった。食事も意外に美味しかったし、個室も貸してもらえたのだ。部屋のシャワーのカーテンがなかったのは少々残念ではあったが、たいした事ではなかった。
からかう浩二を尻目に、パタンと扉を閉める麻美。そしてすかさず鍵をかけるのだった。
部屋の中を見回すと、ベッドが健太たちの部屋の方の壁際に設置されている。簡易シャワーはそのすぐ隣だった。反対側の壁には何もない。なにか配置に不自然さを感じてはいたが、麻美は細かいことは考えない子であった。
「ふうー・・・・」
ベッドに腰掛けて一息つく麻美。さすがに疲れが出てきたようだ。
「あ、泥だらけ・・・・」
見ると、足や腕がかなり汚れている。麻美はさっそくシャワーを浴びて汗を流すことにした。
すっと立ち上がり、ブラウスとスカートを脱ぎさる。薄いピンク色のかわいらしい下着姿になった麻美は、後ろに手を回し、ぎこちない手つきでブラを外しにかかった。
ようやく、ポロリと外れたブラジャーの下から、麻美の瑞々しい膨らみが顔を出す。あまり大きいとは言えないが、形の良い乳房である。
「あーあ、もうちょっとほしいなぁ・・・・」
そう言って、自分の胸をキュッと両手で持ち上げる麻美。ツンとした乳首が上を向く。
(カタッ・・)
「あれ?」
その時、なにか物音が響いた気がした。どこからだろうと見回す麻美だったが、すぐさま健太たちの部屋の方から、さらに大きな音が響いてきた。
「浩二が暴れてるんだ・・・・」
やれやれといった顔で、パンティを下ろす麻美。しかし、その物音が実は反対側の壁からのものであったとは、このときの麻美が気付くことはなかった。
簡易シャワーとは、汲み置きしておいた水を流すだけの本当に簡単なものだったが、汗を流すには充分だった。気持ちよさそうにシャワーを浴びる麻美。ベッドの方に水が飛ばないように、時折身体の向きを変えながら、丹念に身体の泥を洗い流していた。
こうして、その日の汗を洗い流した麻美は、その日はぐっすり眠ることができたのだった。隣の部屋からほとばしる淫らな思念に気付くこともなく・・・・。
翌朝、麻美はちょっと残念そうな顔をしていた。
ペリルの手伝いで森へ行くことになっていたのだが、急遽、自分だけ残ることになってしまったのだ。お世話になっているペリルの頼みとはいえ、健太たちと別行動になるのは、少々おもしろくなかった。
(あーあ、ま、しょうがないか・・・・)
しばらくの間は、部屋の片付けなどを手伝わされていたが、昼を過ぎた頃のことである。
「ヘイ、マミ。こっちネ」
「あ、はい」
ペリルに連れられ、1階よりさらに階下へと降りて行く麻美。
「え? ここって地下があるの?」
「前のオーナーのワイン庫を利用してるネ。重宝するヨー」
ペリルによると、採取した昆虫や植物を保存しておくのに使っているらしい。下に降りると薄暗い部屋の中には机が並んでおり、その上にいくつかのガラスケースがおかれていた。ここに虫が入っているのだろうか。
「オー。マミ、ちょっと待っててくれる? 忘れ物したヨー」
そう言うとペリルは、あわてて上に戻っていった。一人残った麻美は辺りの物を興味深そうに覗き込んでいた。
部屋の電気は、かなり暗く、物の存在を確認できるのがやっとであった。こんな暗い場所で仕事なんかできるのだろうかと思いながら、小さなガラス瓶を手にとって見る麻美。
「なんだろ? これ・・・・」
と、その時。
「アブナイ!!」
「えっ!?」
(カシャーン!!)
突然の声に驚いた麻美は、持っていた瓶を落として割ってしまった。
「オー!!、ノー!!」
「あっ、ごめんなさい!」
すぐに、拾おうとしゃがむ麻美を、ペリルが慌てて静止する。
「待って!! 動いてはイケナイ!! そのままじっとして・・・・」
「え?」
床にしゃがんだ姿勢のまま、麻美をじっとさせるペリル。
「動くと、刺される・・・・」
その言葉に、ビクリとする麻美。周りは得体の知れない虫でいっぱいなのだ。すぐにその意味は理解できた。
「ペ・・ペリルさーん・・・・」
「ダイジョウブ、そのまま、そのまま・・・・」
麻美の背後にゆっくりと近づき、慎重に周囲を見回しているようだった。
「ちょっと、身体を向こうにむけて・・・・」
「は、はい・・・・」
動いていいのだろうかと思いながらも、言われたとおり身体の向きを変える麻美。しかし、体勢はしゃがんだ格好のままだった。脚を開き気味にしているので、正面から見られると少々恥ずかしい格好だったが、幸いペリルは後ろにいた。
「どこか、身体を這ってイナイか、マミ?」
「え・・・・あ、せ、背中に何か・・・・動いてるよー」
いつの間に入ったのか、服の中を小さな何かが蠢いていた。
「オオー。よし、動いてはいけないヨ・・・・いま、とってアゲル・・・・」
「え? でも、ペリルさんが刺されない?」
「特殊な薬があるんだヨ。これを塗っておけばダイジョウブ・・・・」
ペリルの忘れ物とは、これのことだったと言う。事前に塗っておけば、刺されることはないとのことだった。
「スマナイ・・・・、うっかり忘れていて・・・・」
そう言いながら、ペリルは麻美の襟元からそっと背中に手を入れた。
「わ、わたしこそ、瓶、割っちゃって・・・・。あ、もっと右です・・・・」
「よしよし、今、取るヨ・・・・」
こうして、何とか背中の虫は無事に取れたようだ。
「ふう・・・・。もうダイジョウブ・・・・他にはいないよネ?」
「あ、はい・・・・。え!?」
麻美は再び凝固した。身体を這う感触が再び現れたのだ。
(な、なんで? さっきまではいなかったのに・・・・)
「どうした? マミ? 他にイルのかい?」
「あ・・・・、ま、前の方に・・・・」
なぜか、麻美のお腹の辺りに入り込んだようだった。それも、今入ったのだろうか、先ほどまでは何もいなかったはずなのだ。
「ヨシ、じっとして・・・・」
今度は、麻美の胸元から手を入れようとする男。
「あ、でっ、でも・・・・!!」
「刺されたら、一生痕がのこるかもヨ・・・・」
「は・・・・はいぃー・・・・」
目を閉じてじっと震える麻美。予想通りの反応に、後ろの男が笑っていることなど知る由もない麻美だった。
「ココかな・・・・」
「あ・・・・」
胸元から入った手が、虫を探すためと言わんばかりに手のひらを大きく広げて、麻美の身体をまさぐっている。そしてそれは左右の膨らみにも触れてきていた。
「あ・・・・ん・・・・」
やわやわと左の乳房をブラの上から揉まれてしまう麻美。
「あ・・・・、ペ、ペリルさん・・・・そ、そこ、違うよ・・・・」
たまらず、抗議する麻美。しかし、自分のためにしてくれていると思っているので強くは言えなかったのだ。
「オー、ではこっちか・・・・」
そう言って、今度は右の乳房を包み込む男。
「んん・・・・」
こうして、左右の乳房を交互に、しかも巧みに愛撫されてしまう麻美。しかも、自分でも戸惑うほど感じさせられていた。
しかし、それを必死に隠そうと無理に平静を保っているふりをする麻美。赤らみ恍惚とした顔を背後からは見られずに済んでいたのがせめてもの救いだった。
「よし、取れたヨ」
ようやく聞けたその言葉に、ほっとする麻美。しかし、胸元からそれを取り出そうとした瞬間、なにか冷たいものが身体を流れ落ちるのを感じたのだった。
「きゃ・・・・! な、なに?」
「どうした? マミ?」
虫は取れたようだが、その際に何か液を吐かれたのだろうか、麻美の胸元から下腹部へと冷たい液体が流れ落ちてきたのだ。それは、股間のあたりまで広がるほど不自然な量だった。
「こ、これって・・・・!?」
「おちついて! この薬で中和すればダイジョウブだヨ」
そう言って、薬の小瓶を取り出してみせる男。
「あ、はい・・・・」
「塗ってアゲよう。どこについてイル?」
「あ、いいですっ。自分でやるから・・・・!!」
さすがに、それは遠慮する麻美。場所が場所だけに当然である。
「んー・・・・、ダイジョウブ? ちゃんと全部塗らないとイケナイヨ?」
「は、はいっ・・・・」
こうして、なんとかごまかしながら薬をもらった麻美は、急いで上へとあがって行くのだった。ばたばたと駆け上がっていく麻美の背後で、男の口元がニヤニヤと笑っているとも知らずに。
「井戸の水を汲んでくるといい。洗った後、よーくすり込むんだヨ」
「は、はい・・・・」
言われたとおり、急いでドアを開けて外にある井戸まで行こうとしたときだ。
「きゃっ!」
「うわっ!? な、なんだ、麻美か・・・・」
「あ・・・・。お、お帰り・・・・」
戻ってきた浩二とドアの前で鉢合わせてしまったようだ。後ろにいる健太の顔をちらりと見ながら、ちょっと恥ずかしそうに井戸の方へと駆けていく麻美。そして桶に水を汲むと、急いで自分の部屋へと向かうのだった。
「ふう・・・・」
ドアに鍵をかけると、おもむろに服を脱ぎ捨てた。一糸まとわぬ姿になった麻美は、身体中を慎重に見回した。たしかになにか黄色い液体の跡が胸元から股間にまでのびていた。両の乳房の上は乳首まで完全に液で覆われており、股間もアソコまでベトベトであった。
「うーー・・・・気持ち悪いよー・・・・」
半ば泣きそうになりながらも丹念にそれを洗い流す麻美。液がかかっているのは前の方だけだったので比較的容易に洗うことができた。そして、もらった薬を丁寧に塗りこむのだった。この薬については、何の疑いも持っていないようである。大事な所も、ベッドの上で大きく股を広げながら特に念入りにすり込む麻美。
こうして薬を塗り終えた麻美が階下へ戻ったのは、夕食の時であった。
「麻美ちゃん、どうかした?」
健太がなにか気付いたように麻美に話し掛けた。
「ううん。なんでもないよ。さ、ご飯、ご飯・・・・」
あわてて取り繕う麻美。健太もそれ以上は聞かず、4人は夕食につくのだった。
ところが、席についてすぐのことだ。麻美はなにか妙な感じを覚えていた。
(・・・・?)
なにか、身体が火照ってきているような、変な感じだった。
(あ・・・・あれ・・・・?)
それは次第にはっきりとしてきた。特にアソコがむずむずと汗ばんできているようだった。
(あん・・・・。な・・・・なに? これ・・・・)
ちらりと健太の顔を見る。こんなこと健太たちに知られたら・・・・、そう思うとたまらず恥ずかしくなってきた。
「ところで、麻美。ペリルさんの手伝いって、何をしてたんだ?」
「えっ?」
突然の浩二の問いかけに、ドキンとする麻美。
「ハーイ。マミには大事な昆虫の観察のお手伝いをしてもらいましたー。とてーも助かったねー・・・・」
ペリルが、にこやかに答えながらこちらを見る。麻美は、その視線に恥ずかしそうにうつむくだけだった。
こうして、食事が終わった後、麻美は身体の異変を他に知られないようにするのに必死だった。その夜は、すぐに部屋に引きこもりベッドの中にもぐりこんだ。しかし身体の火照りが、どうにもおさまらない。
しばらくして麻美は、たまらず身体に手を這わし始めた。乳房に手をやり、アソコに指を這わす。
「はあぁん!!」
今まで感じたことのない快感が少女を襲った。
だが、すぐ隣に健太たちがいるのだ。必死に声をかみ殺す麻美。しかし、指の動きは止められない。気持ち良すぎるのだ。まだオナニーすら覚えたての少女にとって、この快感から逃げることなどできようはずはなかった。
「は・・・・んんっ・・・・はぁぁ・・・・」
ベッドの上でくねくねと小さな肢体をくねらせる麻美。もう少しでイきつけそうになっていたその時・・・・。
(コンコン)
「ん・・・・え・・・・?」
そんな麻美の動きを、突然のノックの音が止めるのだった。
バスローブの乱れを整え、よろよろとした足取りでドアを開けると、薄暗い廊下に男が立っている。ペリルのようだ。
「マミ、ダイジョウブかい?」
「ペリルさん・・・・」
ぼーっとしている麻美に構わず、部屋の中へとズカズカ入っていく男。
「あ・・・・、あの・・・・」
「薬の分量をマチガエなかったかい? チョット使いすぎていたようだったから」
そう言って、さっき渡した小瓶を手に取るペリル。
「あ・・・・」
「オオー、やっぱり。これは使いすぎダヨ」
「え・・・・あ・・・・」
麻美が戸惑って立っていると、ペリルがいきなりローブの裾から麻美の股間へと手を入れてきた。
「ひ!?」
ローブの下は何も着けていないのだ。既に濡れきった麻美の股間にペリルのごつい手が割って入ってくる。
「な、なにを・・・・!? ひぅっ!?」
あわてて、その腕を振りはらおうとした麻美だったが、指先をちょっと動かされただけで、身体中に電気が流れるように感じてしまう麻美。
「あっ、あっ・・・・」
「ほぉら、こんなにヌレて・・・・しょうのない子だネー」
「ペ、ペリル・・・・さん? あ・・、ああーーーっ・・・・」
そのまま、麻美をベッドに押し倒すペリル。
「ワタシにまかせて。なおしてアゲルから・・・・。フフ・・・・」
ペリルは麻美のバスローブを左右に開く。少女の振るえる乳房が男の前に晒された。
「ああ・・・・!」
「ホッホ・・・・。オイシソウだ・・・・」
そう言って、麻美の小さな乳房にしゃぶりつく。
「はぁっ・・・・!!」
左右の乳房を両手で包み込むように揉みながら、少女の尖った乳首を汚い唇が吸い上げていた。
「はぁぁぁん!!」
「おっと、そんなに声をあげると、隣に響くヨ。ヒッヒ・・・・」
その言葉に、ハッとなる麻美。
「フフッ・・・・ケンタには知られたくないだろ?」
「うう・・・・」
恥ずかしそうに、目をそらす麻美。そんな麻美に構わず、ペリルの愛撫が続く。
「んんっ!・・・・あ!!」
必死に声を押し殺す麻美。完全にペリルに覆い被され、逃げることは無理であった。
こうしてしばらく、麻美の乳房を弄んでいたペリルだったが、ついに、腰にかかっていたバスローブにまで手が伸びてきた。
「ひっ・・・・!!」
あっという間に、腰を隠していた布を剥ぎ取られ、とうとう全裸を男の前にさらすことになった少女。
「あ・・あ・・ああ・・・・」
麻美の震える表情を愉しみながら少女の両脚を掴むと、一気に左右に開かせる男。
「・・・・・・・・!!!」
もはや、声が出なかった。誰にも見せていない大事なトコロを、大人の男に見られてしまったのだ。
「ホォ・・・・。ホホッ・・・・これは・・・・」
少女のすべてを覗くことができて、満足げに麻美のその部分を鑑賞する男。そして、濡れながらもピッタリと閉じたスリットを指で徐々に広げながら、その中に潜む肉芽をつまみ出す。
「ひぃぃぃ!!」
たまらず声を上げる麻美。
「おっと、そうだった・・・・」
ぐったりとした麻美の身体を抱き上げ、ベッドに座りながら自分のひざの上に少女を乗せる男。そして、麻美の口を片手で塞ぐと、もう一方の手を濡れきった麻美の股間へと再び忍ばせるのだった。
「(ん・・・・んんっ!!)」
男の指使いはすさまじかった。麻美のような少女には酷ともいえよう。
「(ん・・!! んんーーーーーっ!!!)」
それからは容赦のない攻撃が麻美を襲いつづけた。何度も、何度も、絶頂を迎えされられ、気を失う暇さえ与えてはもらえなかった。
「フフ・・・・キモチいいだろ?」
「(くぅ!! んーーーーっっ!!)」
口を塞がれ声も出せない麻美。ただ一つ不思議なのは、ここまでされても、決して麻美に挿入しようとはしてこなかったことだ。しかし最早犯されているかどうかすらも、麻美には分からなくなっていたようだった。
「記念写真も撮ろうネー」
なにも抵抗できなくなった麻美の身体をベッドに横向きに寝かせるペリル。両脚を床に落とす格好で、アソコが良く見えるように大きく股を開かせると、正面からカメラのシャッターを何度も切るのだった。痛いほど尖った乳首も、愛撫で濡れまくり赤くなっている剥き出しの性器もすべて写されてしまった。
「ああ・・・・や・・・・」
しかし、まだペリルは麻美を解放する気はないようだ。
「さあ、第二ラウンドネー。もう、隣はぐっすりみたいだから、声を出してもいいヨー」
「ひ・・・・!!」
そうして再び、少女の全身を愛撫しはじめる男。もう、麻美の身体でペリルが触れていない部分などなかった。
「ひぃっ・・・・!!。んぁぁぁーーーーっっ!!」
今度は舌で舐めまくってきた。特に麻美の未発達な性器を執拗に責めつづける男。アソコの奥の奥まで長い舌で念入りに愛撫されてしまう麻美。イかされた回数などもう分からないほどである。それでもなぜか、麻美の処女だけは保たれていた。その理由など麻美には思いもつかない。また、考えられる状態でもなかった。
この後ようやく麻美が解放されたのは、明け方近くであった。
翌朝。
健太と浩二は再び森へと出かけていった。それを2階の窓からぼんやり見守る麻美。
「ケンタたちは出かけたヨ・・・・フフ・・・・」
背後からポンと麻美の肩に手を乗せるペリル。
「・・・・・・・・」
黙ってうつむく麻美。
「さあ、コッチへ・・・・」
(健太君・・・・)
ペリルに手を引かれながら、麻美は彼方に消えかかっている健太の姿をいつまでも追っていた・・・・。
< つづく・・・・ >
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《注意》
この物語はすべてフィクションであり、登場する如何なる人物、団体、国家、人種、地名及び地域等、すべてが架空のものです。また、男性にとって有利とも受け取れる女性の心情に関する心理描写、及び身体機能の記述は、すべてが事実と異なる誤ったものです。
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